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【デジタル紙の爆弾】和歌山カレー事件、最高裁が林真須美被告の上告棄却。今も犯行説に疑問の声:捜査にかかわった不良刑事
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デジタル紙の爆弾 http://kamibaku.com/modules/weblog/
2009/04/22
和歌山カレー事件、最高裁が林真須美被告の上告棄却
今も犯行説に疑問の声 捜査にかかわった不良刑事
カテゴリ: 裁判・検察・弁護士・司法ネタ :
執筆者: kamibaku
(2009/04/22 10:04 am)
デジタル紙の爆弾でこれまで重ねてお伝えしてきた和歌山カレー毒物混入事件。
1998年7月、和歌山市園部の夏祭りで出されたカレーにヒ素が混入され、
4人が死亡、63人がヒ素中毒に罹患した。
犯人として逮捕されたのは地元住民で「毒婦」と呼ばれた、林真須美被告。
1審、控訴審で死刑判決を受け、最高裁に上告していたが、昨日、上告棄却の
判決が下された。これで、真須美被告の死刑判決が確定する見込みだ。
しかし、今も真須美被告の犯行説に疑問を投げかける人も少なくない。
「こうして判決が出ても、腑に落ちないよなぁ〜」 とため息をつくのは、地元の園部
に住む住民。
事件から11年。転居した住民やシャッターをおろした店もあり、
事件を知らない住民も増えた。
「真須美被告は怪しいが、動機もわからず、激昂しただけであそこまでやるのかな。
今もって、わからない」 と前出の住民はそう続けた。
上告審では、デジタル紙の爆弾が既報した地元住民を弁護団が「犯人の可能性」に言及。
最後の勝負をかけた。しかし「怪しい」だけでは最高裁も分厚い壁を打ち破ることは
できなかった。 そして、今も「疑問」の声があがるのはやはり捜査に問題があった
ことにもなる。 デジタル紙の爆弾既報の、真須美被告の夫、林健治氏は
捜査についてこう話す。
「最初からうちが怪しいことを前提に、調べていた。しゃべったら、医療刑務所に入れて
やるとか、求刑を軽くしちゃるとか、取り調べもむちゃやがな。 それが、検事調べよ。
検事がそれやから、警察はもっとええ加減だったんじゃないかな」
真須美被告の法廷では、証人の警察官が十分に証言できなかったこともあった。
和歌山県警は
<和歌山市園部におけるカレー毒物混入事件捜査概要>
という捜査の詳細を綴った、カラー写真入りの「アルバム」を作成している。
<取扱注意><部内資料>と書かれている。
真須美被告の弁護団が「Xファイル」と呼び、上告趣意書の作成に参考にしたものだ。
その8ページに捜査にかかわった刑事の名前が担当別の一覧表になっている。
そこには、びっくりするような名前がある。
「Sのことでしょう」 というのは和歌山県警のベテラン刑事。
写真の一覧表を見ると、S刑事が現場捜査を担当しているとかかれてある。
このS刑事は「問題児」なのだ。
S刑事は外国人犯罪取り締まりのため、選抜されてタイ語を専攻していた。だが、
ある時知り合ったタイ人女性、通称Pちゃんと親密な関係になった。
だが、Pちゃんは不法滞在者。にもかかわらず、S刑事は半同棲生活をおくっていたのだ。
おまけに、Pちゃんの住む和歌山市の繁華街のマンションで、S刑事よりも前に付き合って
いた男性が、二人の関係を知り激怒。Pちゃんにケガを負わせしまい、マンションの
備品なども破損した。
すると、S刑事は男性の前歴や車のナンバーなどを警察の力を誇示するように照会。
それをマンションの管理人のIさんらに教えていたのだ。また、不法滞在のPちゃんを
隠匿したのではないかとも、疑われた。
「Pちゃんと男性は逮捕されました。」
S刑事は守秘義務にかかわる地方公務員法違反と犯人隠匿容疑で書類送検された。
起訴猶予になり、退職することで決着がついたという。
「カレー事件の捜査中に、タイ人女性と知り合い、妻に内緒で浮気。おまけに、不法滞在
ですわ。 そんなヤツが現場を調べたんだから、捜査の内容、レベルがわかるでしょう。
だから、死刑判決が確定しても、こんな調子になるんや」 と前出のベテラン刑事。
よくも、こんな刑事がかかわって、有罪判決となる捜査ができたものである。
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