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百十四銀元支店長ら不透明な融資か 関係先を家宅捜索
2009年2月24日12時3分
http://www.asahi.com/national/update/0224/OSK200902240024.html?ref=goo
高松市に本店を置く東証1部上場の地方銀行「百十四銀行」の九条支店(大阪市西区)の元支店長の男性(54)らが、山口組系の元暴力団員が実質経営するとされる不動産会社など4社に不透明な融資を繰り返した疑いが強まり、大阪府警は24日、特別背任容疑で大阪市西区の不動産会社「ダイキハウジング」など関係先二十数カ所を家宅捜索した。元支店長らによる融資総額は計約10億4800万円にのぼるとされ、府警はこれらが暴力団の資金源になった疑いがあるとみて全容解明を進める。
百十四銀行によると、不透明な融資をしたとされるのは元支店長と同支店の男性行員(37)。いずれも24日付で懲戒解雇された。
捜査4課によると、元支店長らは07年8月〜08年1月、府内の不動産会社4社に対し、支店長権限を逸脱して十分な担保がないまま、十数回にわたって計約10億4800万円を融資し、同行に損害を与えた疑いが持たれている。
同課によると、融資先の4社はいずれも山口組系の元暴力団員が実質的に経営。登記簿によると、捜索を受けたダイキハウジングは08年9月設立で不透明な融資の期間には存在していないが、同課は疑惑発覚後に社名を変えたとみている。融資のうち約9億4900万円が回収不能に陥っているが、元支店長は同行の内部調査に対し、「回収できると思っていた」と説明したという。
同課は、元支店長が元暴力団員ら不動産会社の関係者から飲食や高級クラブ、ゴルフでの接待を受けていたことを把握。元支店長が元暴力団員らと癒着して不透明な融資を繰り返した疑いがあるとみている。
捜査関係者によると、これらの融資は、08年1月に元支店長が別の支店に異動した後に判明。同行は元支店長らに事情を聴くなど内部調査を進め、府警に相談していた。
民間信用調査会社などによると百十四銀行は1878年に「第百十四国立銀行」として創業。07年3月の時点で従業員は約2千人。08年3月現在の総資産は3兆6579億円。香川県のほか東京、大阪、愛知、兵庫などに計約120の支店と出張所がある。