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公立高校授業料無償化の見直しをめぐり、政府・与党が所得制限導入で捻出される財源で低所得世帯の私立高校授業料を実質無償化する案を検討していることが14日、分かった。私立高校生を抱える世帯には現在、公立高授業料と同額の「就学支援金」が支給されているが、低所得層については支援金増額と「給付型奨学金」(新設)を組み合わせて実質無償化とする。中所得層への支援金も年約6万円増額し、公立、私立間の授業料格差の解消を図る。
自民、公明両党は実務者協議で「地方では公立に進めず私立に進学する生徒も多い」(自民党中堅)との観点からこうした方針を確認しており、平成27年度からの実施を目指して、政府・与党が具体案を検討している。
それによると、私立高校生を抱える世帯年収250万円までの層への就学支援金(年23万7600円)を約6万〜12万円上積みして29万7千〜35万6400円に、250万〜350万円の層への支援金(同17万8200円)を約6万円上積みして23万7600円とする。
250万円までの層には返済義務がない給付型奨学金も新設し、私立高校生に年14万円、公立高校生に年13万円を支給する。
これにより、250万円までの層では私立授業料の年間平均約38万円が実質的に無償化されるのに加えて、学用品など授業料以外の負担も軽減される。
世帯年収350万円以上への支援金(同11万8800円)も年約6万円増額し、教育費負担を軽減する考えだが、対象となる「中所得層」の上限の世帯年収をめぐり、自公両党間で結論は出ていない。
低中所得層支援の財源を捻出するため導入する所得制限の基準額を、自民党が想定する900万円に設定すると、600万円までの中所得層に支援金を増額できる。
だが、公明党は高校無償化の対象外となる世帯数を2割に抑えるため所得制限基準額を930万円とするように主張しており、この場合、支援金増額の対象は500万円までとなる。
世帯年収は税金や社会保険料を差し引く前の給与収入で、夫婦共働きの場合は原則的に合算する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130815-00000077-san-pol
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