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産経新聞
2012/05/23 21:21
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/household/564046/
東京の新たな名所として22日に開業した東京スカイツリー(東京都墨田区)。一夜明けた23日もおひざ元の押上・業平地区は多くの観光客でにぎわったが、マナーの悪い観光客と地元住民の間に摩擦が生じ、共存が課題となっている。
《ゴミのポイ捨て禁止!ルールを守って楽しく観光!》《関係者以外、駐車場内、ロープ内に入ることを禁じます》
民家やマンションの壁には、観光客に向け真新しい手書きで大量に張り紙がされている。食べ散らかしたごみが放置され、自販機横のごみ箱からはペットボトルや空き缶があふれ出す。人通りの少ない裏通りは違法駐輪の自転車やバイクが並んでいた。住民らによると、撮影スポットを求めマンションの外階段に無断で上る観光客も続出しているという。
ツリーに風が当たることで発生する「風切り音」も住民を悩ませる。60代の女性は「何十頭ものライオンがほえるような轟音が夜中に響いて眠れない」。ツリーの南90メートルの場所で喫茶店を営む竹田恵子さん(60)は店先の看板が5回、強風で飛ばされた。「風を何とかしてほしい」とツリーを直角に見上げ話した。
東京スカイツリータウン開業広報事務局によると、平成20年7月の着工以来、地元町会長や区の担当者らと2カ月に1度ほどのペースで会合を持ち、騒音や交通安全などの課題を話し合ってきたという。
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冬場にはツリーからの落雪が民家や倉庫を直撃する被害が相次ぎ、運営会社は展望台の内壁にヒーターを取りつけ、屋上に高さ1メートルの防止壁を作った。事務局の担当者は「地元あってのツリー。今後も課題を共有していきたい」と話す。
平成15年に開業した六本木ヒルズ(港区)は、高さ238メートルの森タワーなどを運営する森ビルが呼びかけ、入居企業や店舗の社員らが周辺住民と月に1回、ボランティアで街一帯を掃除する。同社の担当者は「当初の70人から120人まで増えた。建物だけを名所にするのでなく、地元住民と一緒に街をつくる意識でやっている」と話す。
ツリーのおひざ元、業平1丁目町会の杉本光男会長(72)は「ツリーは地元へ恩恵をもたらす。共存していきたい」と話した。
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