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カナロコ 8月28日(日)14時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110828-00000013-kana-l14
原発事故の風評被害で売り上げが落ち込んだ名産のモモをPRしようと、福島市立平野中学校(同市飯坂町平野)の3年生が30日、修学旅行で訪れる横浜・山下公園でキャンペーンを行う。手作りののぼり旗やパンフレットで安全性を訴え、朝取りのモモを無料で配布する。
同校のある平野地区は、果樹地帯で観光果樹園が盛ん。例年は首都圏からも多くの観光客が訪れるというが、ことしは福島第1原発事故の影響で、モモ狩りに訪れる観光客は例年の1割、予約注文も3割と大幅に減少しているという。
福島県の検査では、平野地区産のモモから検出された放射性セシウムは最高でも1キログラム当たり64ベクレル。国の暫定基準値(500ベクレル)を下回る。「風評被害だ」と感じた3年生は、「自分たちを育ててくれた地域の人たちが苦しんでいる。応援したい」と2泊3日の修学旅行で訪問する横浜で、モモのキャンペーンを企画した。名付けて「福島は負けない〜食べてくなんしょ福島の桃」。
夏休み中の登校日の26日には、横浜で配布するパンフレットやメッセージカードを作成。修学旅行実行委員会の佐藤希委員長(14)は「福島のモモは安全だと、自分たちの言葉で伝えたい」と話す。
30日午後5時半から山下公園(横浜市中区山下町)で、3年生約70人が手作りののぼり旗や横断幕を掲げて地元の特産品をPRする。当日の朝収穫した今が旬の品種「川中島白桃」150袋(各2個入り)を、福島県知事と福島市長の「安全宣言」と一緒に無料で配布する。
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