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2011.8.15 05:04 サンスポ
http://www.sanspo.com/shakai/news/110815/sha1108150506005-n1.htm
福島第1原発事故さえなければ、この悲劇も起きなかったかもしれない。13日午前10時50分ごろ、福島県飯舘村の国道399号で、同県南相馬市の農業、小川力さん(71)の乗用車が、先行していた飯舘村の無職男性(57)の乗用車に追突した。この事故で1人が死亡し、3人が軽傷を負ったが、双方とも福島市内の避難先から、それぞれの自宅に一時帰宅するところだった。
http://www.sanspo.com/shakai/news/110815/sha1108150506005-n2.htm
原発事故で避難を余儀なくされた上に、一時帰宅でわが家に向かう途中での交通事故。被災者は二重の苦しみを負うことになった。
福島県警南相馬署によると、現場は飯舘村臼石の国道399号で、見通しの良い片側1車線の直線区間。小川さんの車が無職男性の車の左側面に突っ込んだ。男性は国道脇にある自宅に入るため、左折しようとしていたところだった。
お盆で普段よりは通行量が多かったものの、渋滞するほどではなかった。そのためもあって、「目撃者の話では、小川さんの車が大幅に速度超過をしているような速度ではなかったようだ」と同署幹部。当初は、まさか死亡事故になるとは思われなかった。
事故では、男性の車の助手席に乗っていた43歳の女性と後部座席の女性(84)が首などに軽傷を負った。また、小川さんが胸に軽傷、小川さんの車の助手席に乗っていた妻の美紀子さん(70)が胸の痛みを訴えたため、入院することになったが、この時点では同署は軽傷の人身事故として処理していた。
ところが14日未明、事態が一変。美紀子さんが入院していた病院から同署に死亡したとの連絡が入ったのだ。「シートベルトはしており、事故直後は重傷にはみえなかった。意識もしっかりしていた。だから病院から連絡が来て、非常に驚いた」と同署幹部。
同署は美紀子さんに持病がなかったかも含め、事故原因など詳しく調べているが、悲劇的だったのは、小川さんも男性も原発事故で避難していて、この日は一時帰宅で自宅に向かう途中だったことだ。
南相馬市原町区のうち、小川さんの自宅がある場所は緊急時避難準備区域に指定されており、多くの住民が自主避難している。小川さんと美紀子さんは福島市内に避難していた。一方、男性の住む飯舘村は全域が計画的避難区域に指定され、住民はほぼ全員が避難。男性は家族と福島市内の別の避難先に身を寄せていた。
(紙面から)
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