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2011年7月19日17時40分 朝日
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107190316.html
放射性物質の「除染」に取り組んできた福島県伊達市の富成(とみなり)小学校で19日、例年より2カ月近く遅いプール開きがあった。60人の児童の一部は、放射能への不安を抱く保護者の意向により体育館で授業を受けたが、参加を希望した子どもたちは水しぶきを上げて楽しんだ。
伊達市は一部が特定避難勧奨地点に設定されるなど、放射線量が比較的高い。市は建物や道路、農地、山林の除染を計画。先行事例として、富成小では専門家が校舎などを徹底的に除染した。
プールでは放射性セシウムを吸着するゼオライトを使い、水をきれいにして排水。清掃業者が底を洗い、周辺の草刈りもした。プールの水1リットルあたり650ベクレルあった放射性物質は、7ベクレルに下がった。
勝見五月校長は「周囲の線量も劇的に下がり、やっとプールが使えるようになった。思いきり楽しんでほしい」と話した。
(紺野信幸)
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