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名古屋トリプル投票:地域政党の勢い証明 河村氏陣営勝利
2011年2月6日 21時51分 更新:2月6日 22時46分:毎日新聞
http://mainichi.jp/select/today/news/20110207k0000m010073000c.html
6日投開票の愛知県知事選と名古屋市長選は、河村たかし氏らが率いる地域政党の勢いを象徴する結果となった。名古屋だけでなく、橋下徹・大阪府知事も地域政党「大阪維新の会」を設立し、河村氏と連携し、4月の統一地方選に臨む。民主、自民両党など既成政党への不信が高まるなか、地域政党の動向が統一選の焦点に浮上しており、各党とも警戒感を強めている。【野口武則、念佛明奈】
民主党の石井一選対委員長は6日夜、党本部で記者団に対し「理解できないような名古屋の台風だった。街頭での訴えを聞いてもらえなかった」と危機感をあらわにした。二つの首長選で民主党の推薦候補は相次いで敗れ、支持率低下に苦しむ菅政権にとって大きな痛手となった。
民主党の岡田克也幹事長は先月20日の知事選告示後、4回も愛知入りし、元民主党衆院議員の河村氏を「財源のない減税は人気取りだ」と徹底的に批判。党所属の全国会議員に愛知入りするよう指示し、総力をあげた。しかし、党幹部は「河村ブームにすべての政党が負けた」と漏らす。
政権与党として地方議員を増やし、国政選挙での基盤強化を目指すのが民主党の基本戦略だ。09年衆院選では15小選挙区で全勝した民主王国の愛知で足をすくわれれば、大阪をはじめ全国に波及し始めている「首長新党」の動きを勢いづかせ、基本戦略が揺らぐ。
一方、昨年の参院選以降、衆院北海道5区補選や主要な地方選挙で勝利を重ねてきた自民党は勢いに水を差された格好となった。民主党だけでなく、自民党も有権者に拒否され、2大政党とも「勝者不在」の選挙となった。これを機に既成政党離れが加速すれば、菅政権を早期に衆院解散・総選挙に追い込む自民党の戦略にも影響しかねない。
民主、自民両党が統一地方選と合わせて、重視しているのが4月24日に行われる衆院愛知6区補選だ。愛知県知事選、名古屋市長選を制した河村氏は独自候補の擁立を検討しており、国政への関与も強める構え。菅政権にとっては補選で敗北すれば、11年度予算案と関連法案を巡る混乱や、統一選と合わせ、トリプルパンチとなる可能性もある。
自民党執行部は愛知県知事選で重徳和彦氏の推薦を見送り、初当選した大村秀章氏と選挙後、連携する余地を残してきた。党紀委員会の除名処分に対する大村氏の再審査請求についても、総務会は判断を保留。大村氏を支援した中堅議員は「愛知6区補選は極めて重要で、大村氏とのパイプが大事だ」と語る。
県知事選で薬師寺道代氏を擁立したみんなの党の渡辺喜美代表は談話で「既成政党への不信感が大きく作用した結果だろう」と分析した。
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