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夕刊フジ 12月15日(水)16時57分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101215-00000016-ykf-soci
民主党の小沢一郎元代表(68)の衆院政治倫理審査会(政倫審)招致議決問題をめぐり、岡田克也幹事長(57)が、年末の27日にも党として議決決断に踏み切るとの見方が急浮上している。年末ギリギリのタイミングは、年内の小沢新党結成を封じ、2011年度予算編成への影響を避ける狙いだ。これに対し小沢氏サイドは、一年生議員の囲い込みや鳩山由紀夫前首相の「引退撤回要請」に乗り出すなど、なりふり構わぬ勢力固めに躍起となっている。
「自主出席がかなわない場合、年明けの通常国会までには衆院で(政倫審招致を)議決したい」
関係者によると、岡田氏は14日夕、首相官邸で、硫黄島から帰ったばかりの菅直人首相にこう報告したという。
政倫審開催の議決をするためには、数度の審査会や幹事会を開く必要がある。通常国会召集を1月中旬とすると、岡田氏が小沢氏の返答を待てる時間は、そう長くはない。
しかし、岡田氏が早期決断に踏み切らない背景には2つの理由がある。
1つは多くの小沢系議員が政務三役として予算編成に参加しており、作業が終わる26日ごろまでは、過度の刺激は避けたいという配慮。
そしてもう1つが小沢氏らが離党し、新党を結成する芽を摘み取りたいとの思惑だ。政党交付金の額は毎年1月1日を基準日として算出することから、岡田氏が小沢切りを決断するタイミングを年末ぎりぎりまで遅らせれば、それだけ小沢系が年内に新党を準備する時間を削れるのだ。
一方、包囲網を狭められる小沢氏は、岡田氏からの会談要請を無視しながら、子飼いの新人議員の囲い込みに必死だ。14日夜には、小沢系新人議員らによる「北辰会」の秘書会に出席し、「議員同士も秘書同士も力を合わせることが大事だ」と力説。同夜は自宅に新人議員十数人を招き入れ「いつでも来てちょうだいよ」と誘い水を向けた。
小沢系幹部も黙っていない。側近の松木謙公農林水産政務官は同日、鳩山氏の事務所を訪ね「勇退の意思をお話しされていましたが、ぜひ撤回していただき、われわれとやっていただかないといけない」と引退撤回を要請した。
これに対し、民主党を解党の危機まで追い込んだ張本人は「わかった。意見として聞かせていただいた」とまんざらでもない様子。首相辞任の際に述べた「次期衆院選に出馬しない」との公約をほごにし、18日にも地元後援会の会合で、引退撤回宣言に踏み切る構えだ。
世論から厳しい批判を浴びる鳩山氏もつなぎ止め、数の結集に突進する小沢一派。岡田氏解任などを目指す両院議員総会を開くための署名集めにも奔走している。
菅首相は「幹事長が党の意志として政倫審出席を要請する意味は大変大きい。一任は一任だ」と「小沢切り」を後押しする構えだが…。
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