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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100922-OYO1T00633.htm
郵便不正事件を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざん事件を巡り、最高検に証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部の主任検事・前田恒彦容疑者(43)がFDを改ざんした可能性を特捜部長らに報告していた問題で、特捜部側は「改ざんを指摘した別の検事とトラブルがあったが、(解決したので)大丈夫」と地検検事正に伝えていたことが、検察関係者への取材でわかった。最高検も関係幹部から事情を聞く。
検察関係者によると、1月に開かれた厚生労働省の村木厚子元局長(54)(無罪確定)の初公判で、弁護側が証明書の作成日時に関する検察主張と、元係長の上村勉被告(41)(公判中)の自宅から押収したFDのデータを基に作成されたとする捜査報告書上の作成日時が食い違うと指摘。公判を担当する公判部などで問題になった。
その直後、前田容疑者は、特捜部の当時の大坪弘道部長(現・京都地検次席検事)らに「故意ではないが、自分がFDを操作した可能性がある」と報告した。還付したFDの記録が注目されるのではないかと考えたとみられるが、報告について特捜部側は小林敬検事正に「(前田容疑者に)データを変えた可能性があると別の検事が指摘し、トラブルになったが、大丈夫だ」と伝えたという。
読売新聞の取材に対し、小林検事正は「データが書き換わっていたら、何か手を打っていただろう。別の検事の考えすぎ、ということで落ち着いた」と話し、改ざんの内容を調査していなかったという。
前田容疑者は逮捕前の大阪地検の調査に対し、「FDのデータをUSBメモリーに移してから、上村被告が日付をいじっていないかを確認した。その際、いつもの癖で書き換えて遊んだ。USBのデータを変えたつもりだったが、しばらくしてUSBを確認したら変更されておらず、『FDの内容を変えてしまったのでは』と思った」と、過失を主張していたという。
検察関係者は「事件の中でFDは最も重要な客観証拠とも言え、改ざんの疑いを把握しながら放置するなど常識では考えられない」と話している。
大阪地裁は前田容疑者について10月1日まで10日間の拘置を認めた。
(2010年9月22日 読売新聞)
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