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他消費財にも影響を及ぼすタバコの大幅値上げ(KlugView) http://www.asyura2.com/09/news8/msg/350.html
他消費財にも影響を及ぼすタバコの大幅値上げ(KlugView) 日本たばこ産業(JT)は、今年10月のタバコ税増税に伴い、タバコ1箱あたりの小売り価格を10月1日から110円〜140円値上げすると発表しました。発表によると、代表的な銘柄である「マイルドセブン」は、1箱300円から410円に、「セブンスター」は300円から440円になります。 タバコ税の増税案では、1本あたり3.5円の増税が予定されていますので、単に増税分を上乗せするだけでしたら、1箱(20本入)の値上げ幅は70円となります。しかしJTは、増税によってタバコ需要の減少が見込まれるため、増税幅以上の値上げに踏み切ることを決めたようです。JTの発表によると、JTは、タバコ増税に伴い、国内タバコ販売は16%減少すると見込んでいます。 タバコは、16世紀後半に日本に伝来したとされており、江戸時代には庶民の嗜好品として普及しました。当時は、身近な楽しみが少なかったこともあり、タバコは生活での疲れを癒す憩いとされ、現在でも、タバコは庶民の嗜好品と位置づけられることが多いようです。 しかし、物価の観点で考えると、タバコは、もはや「庶民」の嗜好品といえなくなりつつあります。総務省の消費者物価指数によると、タバコ(セブンスター)の消費者物価指数は、109.4(2005年平均=100、2010年2月)となっています。調査対象品目すべての消費者物価(総合)は、99.3(同)ですので、タバコの物価は、全体に比べ10%以上も上昇したことになります。 今年10月よりセブンスターの価格は46.7%も上昇(=440円÷300円)しますので、タバコの消費者物価指数は160.5になります。つまり、2005年からみて、タバコの物価は6割も値上がりすることになります。これだけ物価が上昇すれば、タバコを購入する方は、タバコを購入しない方に比べ、より多くの支出を強いられるか、他品目に対する支出を控える必要があるといえます。 デフレ状態が続いている日本において、タバコを吸い続けることは、健康だけでなく、消費状況にも影響を及ぼすといえそうです。小さいことのように思われるかもしれませんが、タバコの物価上昇による消費の変化は、単にJTの収益を下押しするだけでなく、他消費財企業の収益にも変化を促すように思われます。
●●●●●●●●●●今日のクイズ●●●●●●●●●● 2010年2月の消費者物価(総合)はどれくらい? ●●●●●●●●●●クイズの答え●●●●●●●●●● 99.3
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