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航空需要 国に配慮、過大予測 http://www.asyura2.com/09/news8/msg/327.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010030690070805.html 全国で空港の需要予測を手掛けてきた財団法人「運輸政策研究機構」(東京都港区)の羽生(はにゅう)次郎会長(元国土交通審議官)が本紙の取材に応じ、機構自らの予測の多くが過大だったことを認めた。その背景について、空港建設を進めたい国の意図に配慮し、過大な数字を出してしまう現実があると言明した。 同機構は昨年六月に開港した静岡空港や北九州空港などの需要予測を担当。 予測は建設の必要があるのか、事前に検証する重要な数字だが、多くのケースで実需の二、三倍もの予測を出し、「無駄」批判を浴びる空港建設につながってきた。 外れ続きの予測について、羽生会長は「反復的に大幅に外してきたのは恥ずかしい。発注者(国)側からこういう結果を出せとまでは言われないが、造りたい国の意図をおもんぱかってしまう。地元業者の期待感もあり、これに反する結果を出せればいいが、そうもいかない」と語った。 その上で、近年造られた空港の必要性について、「お金があるときならたくさん空港がある方が便利。離島などは別として、本当に必要なものと言えるのは羽田空港の第四滑走路(建設中)くらいだろう」。 静岡空港のほか、今月十一日に開港する茨城空港などを挙げ、「建設の是非を問われれば反対だ」と述べた。 今後の財団のあり方については、国や自治体の事業の受注はできる限り減らし、自主財源による研究や提言を中心にしたい考えを強調した。 (東京新聞)
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