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http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110701000373.html
バングラデシュ・ダッカの路上で暮らすストリートチルドレンの現実を描いた映画「アリ地獄のような街」が7日から横浜市内の劇場で公開が始まった。現地でストリートチルドレン向けの青空教室やシェルターホームを運営する民間団体「エクマットラ」が制作。全国20カ所以上で自主上映が予定されており、団体はさらに主催者を募集している。
エクマットラとはベンガル語で、「みんなが共有する一本の線」という意味。顧問の渡辺大樹さん(29)がダッカ大学で出会ったバングラデシュ人の学生らと2004年に設立し、経済や社会的格差をなくしたいとの思いを込め名付けた。
子どもたちが麻薬の運び屋をさせられるような現実を、一般の人に知ってもらいたいと映画制作を計画。スポンサー探しに苦労し、5年がかりで約220万円をかけ完成させた。本当のストリートチルドレンだった少年が主人公を演じた。
バングラデシュでも、大学などで上映を続けており、観賞した学生たちは「知るべきことから目を背けてきた」と衝撃を受けていたという。
渡辺さんらは、子どもたちに英会話やコンピューターなどの職業訓練をする自立支援センターを来年中に建設する計画で、映画の収益は、約2千万円と見積もる設立資金に充てる。
渡辺さんは「映画を見て動いた気持ちを、それぞれの立場で行動に変えてほしい。一人一人の活動が最終的に途上国の人たちのためになっていくと思う」と話している。
問い合わせは、横浜市のユナイテッドピープル、電話045(212)5559。
2009/11/07 16:24 【共同通信】