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「中国当局の挑発で暴動」 カーディル氏、本紙に語る(中日新聞)
2009年7月29日 夕刊
ウイグル暴動を扇動したと、中国政府が名指しで批判している在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席(62)は29日、東京都内で本紙と会見し、暴動について「60年間続く中国政府の弾圧に対し、ウイグル族の忍耐が限界にきた。平和的なデモが暴動になったのは中国当局の挑発が原因。責任は中国にある」と述べ、中国を強く非難した。
暴動の「首謀者」とされていることに対しては「全くのでたらめだ。私自身、中国国内の家族に電話もできない状況で、大勢の人を動かすことなどできるはずがない。私が首謀者というなら証拠を示すべきだ」と反論した。
その一方で「問題の平和的解決のためには中国政府との話し合いが唯一の道だ」とも述べ、対中対話に意欲を示した。
カーディル氏は国際社会に対し、「中国の支配を受けるウイグル族は悲惨な状況に置かれている。われわれを見捨てないでほしい」と訴えた。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009072902000267.html