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7月28日13時18分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090727-00000658-yom-soci
電車の発車や入線時にホームで流れる「駅メロディー」に工夫を凝らす鉄道会社が増えている。
人気ミュージシャンに作曲してもらったり、ご当地ソングを採用したり。乗客の耳に心地よい「癒やし系サウンド」が主流といい、携帯電話の着信メロディーとして配信を始めたところもある。各社は「鉄道に、さらに親しみを感じてもらうきっかけになれば」としている。
◆楽しさ演出◆
京都市伏見区の京阪本線丹波橋駅。淀屋橋行き特急の発車に合わせ、ワルツ調の軽やかなメロディーが響く。「特急が向かう大阪の都会的なイメージを演出した」という。
京阪は2007年6月から主要約20駅で、フュージョンバンド「カシオペア」のキーボード奏者、向谷(むかいや)実さん(52)が作曲した異なるメロディーをそれぞれ流している。乗客をせき立てるような「プルルル」という音から、180度転換した。08年11月にCD「京阪電車 発車メロディCOLLECTION」(2000円)として販売したところ、半年で約2000枚が売れたという。
大の鉄道ファンで、九州新幹線の駅メロディーも担当した向谷さんは「住宅地を開発し、線路を引き、乗客を電車に詰め込む時代は終わった。駅メロディーは、電車で出かける楽しさや生活の安らぎを演出する道具のようなもの」と話す。
阪神は3月の阪神なんば線開通に合わせ、「線路は続くよどこまでも」を向谷さんの編曲に変更するなど駅メロディーを一新。4月からは阪神タイガースファン向けの携帯サイト(有料)を通じ、1万件以上を配信した。
◆ご当地ソング◆
JR西日本はご当地ソングなどに力を入れる。08年3月開業の東海道線島本駅(大阪府島本町)では近くにサントリーのウイスキー蒸留所があることから、同社CM曲「人間みな兄弟〜夜が来る」、07年3月開業の同線さくら夙川駅(兵庫県西宮市)は、フォークデュオ「コブクロ」の「桜」を採用。地元の要望にこたえたという。
関東では、京浜急行が昨年から主要17駅で列車接近時に一般公募などで選んだメロディーを流し始めた。「岬めぐり」(三崎口)、「夢で逢えたら」(京急蒲田)など沿線が舞台の曲や地元出身の歌手にちなむ。これらを集め、3月に発売されたCDは1万4000枚を超えるヒット作になった。