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http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062701000181.html
「ニシンカズノコ弁当」「蝦夷っ子ちらし寿し」などの名物駅弁を販売し、鉄道ファンから“最北の駅弁屋”として親しまれてきたJR宗谷線名寄駅(北海道)の「角舘商会」が30日で廃業する。創業は1910年。100年の節目を直前にしての廃業に、地元などから惜しむ声が上がっている。
JR北海道によると、同駅より北にある稚内駅などでも駅弁は販売されているが、通年で製造、販売している駅弁屋としては国内最北という。
4代目社長の角舘征夫さん(67)は「昔は駅弁と言えば幕の内弁当だったが、それだけではもう売れない時代になった」と、近くの朱鞠内湖で網に掛かった「幻の魚」とも呼ばれるイトウを使った駅弁など、ユニークな商品を次々と開発。全国各地で開かれる駅弁のイベントにも参加し、話題を集めてきた。
30年以上にわたり二人三脚で支えてきてくれた妻多恵子さん(58)がリウマチを患い、看病に専念しようと廃業を決心したという。
名寄市の島多慶志市長は「残念だが、約1世紀にわたる活躍に敬意を表したい」。JR各駅の構内で営業している業者が加盟する日本鉄道構内営業中央会も「駅弁は日本独自の文化。非常に残念」と話している。
2009/06/27 09:14 【共同通信】