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時効撤廃求め、法務省に嘆願書＝殺人事件の遺族会「宙の会」（時事通信社）
殺人事件での時効の停止と制度廃止を求める遺族会「宙（そら）の会」は１１日午前、法務省を訪れ、時効の撤廃などを求める嘆願書や約４万５０００人分の署名を提出した。
宙の会は今年２月結成され、未解決の１７事件の遺族が参加。５月の第１回全国大会で、(1)時効制度の廃止(2)公訴時効の停止(3)遺族に対する国家賠償責任−の３点を求める活動を進めるとし、賛同者の署名を集めていた。
同会の会長で、世田谷一家４人殺害事件の被害者宮沢みきおさん＝当時（４４）＝の父良行さん（８１）は「多くの人たちが時効の問題に関心を持っている。この声を大きくしていきたい」と話した。
公訴時効は２００４年に刑事訴訟法が改正され、死刑に当たる罪は１５年が２５年、無期の懲役・禁固の罪は１０年が１５年にそれぞれ延長。同省の勉強会は今年４月、見直す場合は廃止や期間延長などの４案が想定されるとの中間報告をまとめている。（2009/06/11-12:18）
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009061100070
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