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5月20日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090519-00000024-fsi-bus_all
大袋に入った駄菓子のイメージが強かったマシュマロが、おしゃれなスイーツになってきた。カラフルな見た目や口溶けの良い食感、焼いたり冷やしたりの食べ方が提案され、ギフト需要も伸びているようだ。
マシュマロの国内シェアが約6割のエイワ(東京都世田谷区)によると、きっかけは数年前の美肌ブーム。ゼラチンのコラーゲン豊富なマシュマロが、にわかに注目されたという。
マシュマロで黄身あんを包んだ「鶴の子」で知られる菓子製造の石村萬盛堂(まんせいどう)(福岡市博多区)は、約100年続く老舗の技術を生かして今年、ギモーブ(高級マシュマロ)の専門店「シュワリ」を同市内にオープンした。
水分量を多くして溶けるような食感を実現。中にクリームやピューレを詰めたギモーブは、緑、赤、オレンジなど、とてもカラフルだ。デパ地下にショーケースが3つ並ぶだけの小さな店舗だが、ホワイトデー前には最高で1日約1000人、300万円近くを売り上げた。
「最近は『ギモーブありますか』と問い合わせがある。名前が浸透してきた」と、商品開発担当の五味真代さん(29)。同社はホームページで全商品のカロリーを表示しており、1個約50キロカロリーからと、お菓子にしては低いのも魅力だ。
「ゴムみたいなイメージがあり、和菓子と洋菓子の間をほそぼそと生きてきた。マシュマロはお菓子の中の劣等生だった」と語る石村●悟(ぜんご)社長(60)も「今後はようかんやせんべいのように定着していくだろう」と自信をのぞかせる。
菓子評論家の村山なおこさんによると、キャラメルやヌガー、マカロンなどフランス語で「コンフィズリー」と呼ばれる砂糖菓子が国内で認知されるようになり、マシュマロもその一つ。
「大量生産の味だったキャラメルなどをファッショナブルなギフトにする専門店が現れ、新鮮に映った。マシュマロもその流れに乗ったのでしょう」と話す。
神戸市に専門店「神戸マシュマロ浪漫」がオープンしたのは2006年12月。当時まだマシュマロだけを売る店はなかったという。ムースのようにほどける食感が同店の特徴で、歯が弱いお年寄りも常連客。
オーナーシェフ、久保律子さん(45)は「子供のころ、キャンプのバーベキューで焼いたマシュマロが忘れられない」という自称マシュマリスト。「熱で溶けたり冷やすと固まったり、七変化の魅力がある。今後は和の味もとり入れてみたい」と話している。
●=イへんに善