http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/899.html
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≪量子論における実在≫
…のような先覚者によって量子論の基礎が築かれてから、ほぼ三十年後の1954年、ヒュー・エヴェレット三世というプリンストン大学の無名の大学院生が、衝撃的な認識にいたった。量子力学には、大御所のボーアも取り繕ってはいたが埋められていなかった大きな穴があり、そこに照準を合わせたエヴェレットの解析は、この理論を正しく理解するには広大な並行宇宙のネットワークが必要かもしれないことを明らかにした。エヴェレットは、私たちが多宇宙の一部かもしれないという主張を、数学的に導き出した先駆者のひとりだった。
のちに量子力学の多世界解釈と呼ばれるようになるエヴェレットのアプローチには、波乱万丈の歴史がある。…
〔第8章 量子測定の多世界 より〕
≪あとがき/竹内薫≫
量子論の多世界解釈は。私が物理学科の学生だったころ、「トンデモ」に分類されていて、量子力学の授業でも、まともに扱われていなかった。…
しかし、今や時代は大きく変わった。世界中の優秀な物理学者たちがエヴェレット三世のアイデアを真剣に研究している。エヴェレット三世の評価は、マッドサイエンティストから、世紀の天才へと180度変わった。
【出典】
ブライアン・グリーン著「隠れていた宇宙」早川書房’11年
哲学的な何か、あと科学とか〜多世界解釈
http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/tasekai1.html
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