12. 2012年12月02日 18:19:04
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南極でも融解が加速しており、海氷の増加は、その結果であったことが ほぼ確実になったようですhttp://jp.wsj.com/Life-Style/node_556332 極域氷床、速いペースで融解 2012年 11月 30日 8:18 JST 記事 新たな研究によると、過去20年間の温度上昇により、極域での氷床の融解ペースが速まっており、その結果、海面が0.5インチ近く上 昇した。 これまでで最も包括的な研究によると、過去20年間の温度上昇により、極域の氷床の融解ペースが速まっており、その結果、海面が 0.5インチ(12.5ミリメートル)近く上昇した。 画像を拡大する Ian Joughin/University of Washington 氷床の融解ペースが速まっている極域 科学者はこれまで長い間、南極とグリーンランドの氷床が増えているのか減っているのか、はっきりとは分からなかった。過去の衛星 を使った観測も範囲が限られたり、方法が定まらないことなどで有効ではなかった。 専門誌サイエンスに29日、掲載された研究によると、氷床全体の融解によって地球の海面は1992年以降11.1ミリメートル(0.43インチ )上昇した。これは、この期間の海面上昇の5分の1に相当する。90年代は、氷床融解による海面上昇は全体の約10%にすぎなかったが、 この研究のデータは、今では30%程度にまで達していることを示している。 気温の上昇はいくつかの形で海面上昇をもたらす。一部の推定では、上昇のほぼ半分は海洋の熱膨張に関連していることが示唆されて いる。海水が温まれば、海水の密度が低下して膨らむことになる。また、氷河の融解も海面上昇の要因の一つで、3番目は南極とグリー ンランドの氷床の融解の拡大だ。 特にグリーンランドでは氷床の融解が進んでいる。一つの理由は北半球の海流の温度が高くなり、これがより強力な融解をもたらして いる。また、グリーンランドの気温は南極よりもはるかに高く、その結果、これが南極よりも大きな影響を及ぼしている。 スライドショーを見る Ian Joughin/University of Washington The midnight sun casts a glow on an iceberg in Disko Bay, Greenland. 英ケンブリッジ大学のピーター・ワドハム海洋物理学教授は「研究結果から推定するに、グリーンランドは海面上昇の重大な要因にな りつつある」と話した。同教授はこの研究には参加していない。同教授はまた、「その影響力は、他の上昇要因に比べて、ますます大き くなりつつある」と指摘した。 海面上昇問題はここ数カ月、一段と注目されるようになった。10月末に米国東部を襲った暴風「サンディ」による大きな洪水被害は、 人口が密集している沿岸地域での海面上昇への不安を再び呼び起こした。 氷床融解の影響を調べるために科学者らは「マスバランス」を測定しようとした。マスバランスは、氷床の上に降る1年間の雪の量と 、融解したりはがれたりする氷の総量との差異を指す。海流の変化や棚氷の力学とその動き、観測地点ごとに異なる気温や海水の塩分濃 度など、さまざまな要因を考慮しなければならないことから、この測定は極めて複雑なものになる。 その結果、科学者はどの程度の氷床融解が大気の気温上昇により、どの程度が海水温度上昇によるものか、はっきりと捉え切れていな い。 最新のマスバランスは2007年の国連気候変動報告に盛り込まれたが、これは限定的な観測に基づいたもので、多くの科学者は、報告は 氷床融解を過少評価していると見ている。 今回の研究は、これまでの10件以上の測定結果の差異を調整し、これに新しいデータを加えたもので、これまでのものに比べて正確さ は倍になっているという。英リーズ大学の地球観測学教授で、今回の研究論文の主執筆者であるアンドルー・シェパード氏は「これによ っていくつかの確固とした結論を導き出すことができる」とし、「南極の氷床が増えているのか減っているのか分からなかったが、今で は確信をもって減少していると言える」と強調した。 07年の国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による報告は、南極とグリーンランドでは同様の量の氷が失われていることを示 唆していたが、今回の研究は、氷床融解の3分の2はグリーンランドで、残りが南極で起きていると結論付けた。 記者: Gautam Naik ライフスタイル一覧へ メール印刷原文(英語) 類似記事(自動抽出) グリーンランドで氷床が急速に融解2012年7月 26日 過度の単純化を迫るIPCC内の圧力2010年2月 25日 【コラム】人類は地球の寒冷化に歯止めをかけているのか2012年1月 16日 こんな記事もおすすめです 【バロンズ】米大統領選:人口統計分析ではロムニー氏有利か2012年 10月 16日 香港株:大幅上昇、欧米株の上げに追随(7月27日)2012年7月 27日 激戦州の攻防がヒートアップ−米大統領選2012年3月 27日 エイサー、アリババの「阿里雲」搭載スマホの発売を延期2012年9月 14日 米アップルのまれな譲歩─モバイル広告で苦戦2011年 12月 13日 |