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(回答先: 超越数は無数あることが証明されているが、人類が具体的に把握しているのは「π」や「e」などごくわずかの不思議 投稿者 短足鰐 日時 2012 年 8 月 30 日 21:47:49)
≪超限数の定義≫
超限数とは、無限の基数または順序数のことである(整数など)。最小の超限数は、「アルフゼロ(α0)」と呼ばれる。
実は、整数も有理数(分数で表現可)も、無理数も無限に存在するが、ある意味では、無理数の無限の方が有理数や整数の無限より大きいのだ。同様に、実数(有理数と無理数)の方が整数より数が多い。
その違いを示すため、数学者は、有理数または整数の無限数を「アルフゼロ」と表記し、無理数または実数の無限数を「C」と表記する。
Cとアルフゼロの間には、C=2の(α0)乗という単純な関係がある。Cは実数の集合つまり連続体の濃度(個数)でもある(実数は連続体と呼ばれることもある)。
面白いのは、有理数の数が整数の数と同じであることと、無理数の数が実数の数と同じであることだ。数学者は、ふつう無限の「個数」を言うときに「濃度」という用語を使う。
(以上は、カントールが対角線論法という背理法で証明した。証明した本人も結果にびっくりして、しばらくは公表しなかったという話もある)。
≪連続体仮説≫
連続体仮説はアルフゼロとCの間の大きさを持つ集合は存在しないと述べている。つまり、この仮説が言っているのは、整数の集合の大きさと実数の集合の大きさの中間の大きさを持つ集合は存在しないということだ。
【出典】「数学のおもちゃ箱」クリフォード・A・ピックオーバー/日経BP社‘11年
カントールの対角線論法
http://aozoragakuen.sakura.ne.jp/taiwa/taiwaNch01/taikaku/node4.html
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