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次に見られるのは105年後。まさに世紀の天体ショー
6日に再び天体ショー!“光の輪”現象にファン期待
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120605/dms1206051222009-n1.htm
2012.06.05 夕刊フジ
広範囲で観測されるものとしては932年ぶりだった金環日食。日本中がてんやわんやの大騒ぎとなったが、天体ショーはこれに限らず、6日朝には金星が地球と太陽の間を通る「太陽面通過」が起きる。実はこれ、今世紀最後の大イベントで、うっかり見逃すと次回は100年以上も先。世紀の瞬間を楽しむためのポイントと注意点は−。
天体ショー、再び。金星の太陽面通過は04年以来8年ぶりで、6日午前7時10分に始まり、午後1時47分に終了。6時間半にわたって繰り広げられる。
国立天文台では「金星は太陽の上部を左から右へと通過し、ホクロのようなサイズで見えるでしょう。日本国内なら通過経路の見え方や時刻の差もほとんどありません」(広報担当)と説明する。
この太陽面通過で天文ファンが楽しみにしているのが「オレオール(光の輪)現象」だ。
太陽とクロスした際、金星のふちがオーラのように輝くもので、「(太陽面への)入り始めと出始めだけで見られる現象です。04年のときにも天文学者やファンが大いに関心を寄せました」(同)。
ただ、大気の状態に左右されやすいため、おがめるかどうかは「まさに『天のみぞ知る』でしょう」(同)。
6日を逃すと次回は2117年12月11日となるだけに必見だが、注意しなくてはならないのが楽しみ方。5月21日の金環日食の際には、両親と観察していた2歳男児がマンション3階のベランダから転落。スーパーのレジ袋を通して太陽を見た男性が「気分が悪くなった」と病院に駆け込むなどの事態が起きた。
日本眼科医学会の調査では、5月28日までに金環日食の観察で目の異常を訴えたのは全国で546人にのぼった。
金星の太陽面通過でも「日食グラスは必携です」と指摘するのは、日本眼科学会専門医で後藤眼科医院(神奈川県鎌倉市)の院長、後藤英樹氏。「太陽を直接見てしまうと、目玉の奥の内側にある網膜が日光によって焼けたような状態となる『日光網膜症』を患うことがある。視野の一部が黒く欠け落ちてしまったり、視力が落ちたりする。程度が甚だしいと、一生治らないこともあるので是非正しい形で観測してほしい」と注意を呼びかける。
「古くは科学者のガリレオ・ガリレイも、太陽を望遠鏡で直接観測していたことで晩年に視力を失ったと言われています」(後藤氏)
思っている以上に危ない太陽光。準備を整え安全に観察したい。
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