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気候変動で加速する異常気象、「リスクどこにでもある」とIPCC  AFP
http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/714.html
投稿者 ダイナモ 日時 2012 年 3 月 29 日 17:56:32: mY9T/8MdR98ug
 

【3月29日 AFP】気候変動によって干ばつや洪水、嵐や海面の上昇といった異常気象のリスクが拡大し、全ての国にとって脅威となっているが、特に小さな島国や貧困国、乾燥地帯での脅威は深刻だ――。国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)」は27日、気候変動と異常気象に関する初の報告書の完全版(592ページ)を発表し、このような警告を発した。

 IPCCは報告書の中で、人類が排出した地球温暖化ガスが、すでに何種類かの異常気象に関係していると指摘している。また、いまだ十分に認識されていないが、異常気象の発生頻度が増えるとともに規模も大きくなり、多数の死者や経済的損失などを引き起こす恐れが高まっているとしている。

 報告書の著者の1人、米科学者のクリス・フィールド(Chris Field)氏は「どの国も、災害リスクの削減を優先課題とすべきだ」と忠告している。

 今回の報告書の要点は以下の通り。

・1950年代以降、日平均気温や熱波が観測記録を更新することが増え、また継続日数も伸びていることがはっきりとデータで示されている。21世紀も90〜100%の確率でこの傾向は続くとみられる。気候物理学者のトーマス・ストッカー(Thomas Stocker)氏は、温室効果ガスの排出レベルが現在のままだった場合、「『20年に1度の猛暑日』が、21世紀末までには2年に1度の割合で起こるようになるだろう」と予測している。

・暴風雨は過去数十年間で極端に激しさを増しており、地域差は大きいかもしれないが、21世紀にはもっと頻繁に起きるようになるだろう。

・南欧〜アフリカ西部は既に干ばつの拡大と長期化を経験している。21世紀には中欧、北米中部、中米、メキシコ、ブラジル北東部、アフリカ南部も同様の道をたどるだろう。

・ハリケーンと台風の強度、発生頻度、寿命が過去40年間に変化したかどうかを評価することは困難だが、その間に海水温が上昇している点から、発生頻度が減っていたとしても風速が強まっていることが予測される。

・沿岸部の巨大都市は特に災害リスクが高い。たとえば、インドのムンバイ(Mumbai)では海面が50センチ上昇し、貧民層が集中する低海抜地域の大半が居住不可能となる恐れがある。

 フィールド氏は、「先進地域か発展途上地域か、水が大量にあふれている地域か水不足の地域か、また海面上昇が問題の地域かにかかわらず、災害リスクはどこにでもある。ただし今回の報告書では特にぜい弱な地域を挙げており、それには発展途上国の沿岸部や小さな島国、慢性的に水資源が不足している地域が含まれている」と説明した。

 IPCCは2007年に発表した第4次評価報告書(Fourth Assessment Report)で複数の誤りが指摘され、閉鎖性と透明性の欠如が批判されたことがある。今回の報告書作成には62か国、220人の科学者や経済学者が参加し、公表済みの何千件もの研究を精査した。その上で作成された原案を、専門家や政府関係者による外部の審査にかけ、3回の審議で約1万9000件の論評を集めた。(c)AFP/Richard Ingham


http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2868496/8712618
 

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コメント
 
01. 2012年6月03日 10:10:36 : tCTeyFIUac
ちょっと前は、何か異常な気象が有ると、「地球温暖化」などとの言葉と結び付けて言われることがあったが、最近の天気予報を見ていると、的確に説明しているようです。

「竜巻」とかいろいろあったが、天気予報のキーワードとして、『寒気』『温度差』『偏西風(の蛇行)』『大気の不安定』『上空5500m』が頻繁に出てくるようになったのは大変いいこと。

特に、「上空5500m」には、「異常な【寒気】が流入して」、「大気が不安定に」なっています。・・

日本列島には【偏西風の蛇行】が包み込み【寒気】が「停滞」している・・

地表と上空の大気の『温度差』が異常に大きくなっていて、「大気が不安定」になっています。・・


「気象現象」とは、地球の大気の温度〈気温という)の「温度差」(熱力学第二法則)・・気温の高い低いではない・・を解消しようとする「大気の安定機能」(エントロピー増大の法則)です。

“その時の”気象と言うのは「異常気象」を含めて、“その時の”大気の【温度差】に依る。
(“前の”温度の“高い低い”ではないことに注意!)

(異常気象と言うのは、温度の高い低いではなく「温度差」だから、南極でもブリザードと言って風速80mとかの暴風雪がある。)

「温暖化」の影響で、蒸発する水分が多くなって・・とか言ってるのを見かけるが、“前の”温度の“高い低い”ではない。

「寒気」が流入して大気の「温度差」が40℃を超えるようになると、大気が異常に「不安定」になり、突風、竜巻その他が起こる。

温暖化するとは全体が温度が上がってしまうこと故、「温度差」が大きくならないので、異常気象は起こり得ない。


「温暖化」とは、そもそも「エントロピー」が高い安定な状態故、エントロピー増大の必要=気象現象=が無くなっている状態。

寒気が流入した、大気が不安定な状態とはエントロピーが低い状態故、「温度差」を解消して安定な状態にする(エントロピー増大)。

二酸化炭素地球温暖化論は「二酸化炭素デリバティブ」と言うべきもので、人間活動に必須な二酸化炭素を人質にとった、ビジネススキームであって、誰も二酸化炭素をどうこうしているけではないのです。

誰も自然に課金できない故、産業に直結した二酸化炭素を人質にとった、二酸化炭素ビジネススキームと言えます。


02. 2012年6月03日 15:50:29 : tCTeyFIUac
季節で大きく寒暖の変動が有るのは、地球の地軸が一定で変わりな向きに傾いている(23,4°)から、北半球にある地点が受ける単位面積当たりの太陽放射が変わるからです。その下で日々寒暖の変動が有る。

日々寒暖の変動は、熱い大気(暖気)、寒い大気〈寒気)による。

地球は球体であるため、場所に依り寒暖の差が有る。

赤道付近は熱く、南北極地は寒い。その大気が、「大気の大循環」にのって中緯度地域に移動してくるのです。

地球、自然には安定機能(ホメオスタシス)が有る、自然はその大気の「温度差」を縮じめ中和するように働くのです。(エントロピー増大の法則)

これが「異常気象」を含めたすべての「気象現象」です。

台風が南方で発生して中緯度地帯に来て消滅するのはこのためです。その経路は偏西風が左右します。

偏西風や北極振動などの「大気の大循環」は「気象現象」を支配します。偏西風や偏東風、北極振動、極渦などがある。

熱いとは、温かい大気が、寒いとは寒い大気が移動してくるからに他ならないのです。これは日々の「天気予報」を聴いているとよくわかります。

日々の寒暖が「放射」に依るわけではないのです。


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