http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/709.html
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脳のキノコ体、温度制御か 敵を蒸し殺すニホンミツバチ
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120316104.htm
ニホンミツバチが集団で46〜47度の熱を発生させて、天敵のオオスズメバチを蒸し殺す際、脳のキノコ体と呼ばれる部分が正確な温度制御を担っている可能性があることを、金大理工研究域の木矢(きや)剛(たけ)智(とし)特任助教(分子昆虫学)らの研究グループが突き止めた。15日に米科学誌プロスワンに発表した。ミツバチは巣の中も幼虫に適した34度程度に保つことが知られ、温度制御の詳しい仕組みの解明が期待される。
ミツバチの働きバチは、巣に侵入したオオスズメバチを数百匹で取り囲み、胸の筋肉を震わせて発熱するが、温度が高くなり過ぎるとミツバチの方が参ってしまう。
この仕組みを探るため、木矢特任助教は東大、玉川大との共同研究で、オオスズメバチを攻撃する際のミツバチの遺伝子を調べた。
その結果、視覚や嗅(きゅう)覚(かく)などの感覚を担うキノコ体の神経細胞が興奮していることが判明した。別の働きバチの実験で、ミツバチの警報フェロモンにさらしても変化はなかったが、攻撃時と同じ46度にすると神経細胞の興奮が見られた。このため、キノコ体の興奮が温度情報を処理している可能性があると分かった。
木矢特任助教は「攻撃行動を引き起こす仕組みを解明する第一歩。解明できれば、外敵に強く養蜂(ようほう)に適したミツバチを作り出せる可能性がある」と話した。
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