ブログ：虚言と戯言

http://blog.livedoor.jp/oibore_oobora/
％％％％％引用開始
11月24日の週刊科学誌ネーチャー（nature, Vol479）は456-457頁で　
“Higgs hunt enters endgame, Large Hadron Collder soon deliver verdict on missing boson”

と題する記事を掲載しています。CERNでのヒグス粒子発見の広報がなされた場合、それを信じるや否やを7名の研究者に問うています。それらの研究者を懐疑的立場(左)から信じる立場(右)の順に並べ、それぞれのコメントをあわせ載せています（上記ブログ参照されたし、写真の貼り付けがうまくいかないので）。

自然科学の他の分野であれば９８．９％は「存在」と結論付けてよいと思えますが、この分野では、上の左側の研究者のように、この程度では「他の可能性」を排除できないと考える研究者もいるのです。一年間以上かけて得たデータの中から関連するシグナルを見つけ出し、それを解析するわけですが、そもそも該当する信号出現頻度はそれほど高くはないせいかもしれません。
％％％％％引用おわり 　

コメント
01. 2011年12月19日 12:56:27 : FUviF2HWlS ヒッグズ粒子の存在は信じるが、その実験データをヒッグズ粒子の存在の証明だとは信じない、という人もいるでしょう。 素粒子物理学の実験家が失業しないために、若干の高名な懐疑論者がいてくれた方がむしろ有り難いと思う実験家も多いでしょう。
02. 2011年12月23日 12:28:40 : JZ3J0fnQLo 以前、場の量子論の本には、光とニュートリノに質量がない。 ニュートリノはワイルスピノールで表される、と書いてある。 大気ニュートリノ振動実験で質量が有ることが、わかった。 今の教科書はニュートリノに質量が当然あるごとき書いてある。 物理の教科書を書き換えるのは、物理の実験結果だけだね。 例外はアインシュタインの重力場の方程式ぐらいか。

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