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巨大加速器、ノーベル賞級成果続々 国際協力も加速−−−日経
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819595E3E1E2E1E18DE3E1E3E0E0E2E3E39C9CEAE2E2E2;bm=96958A9C93819595E3E1E2E09C8DE3E1E3E0E0E2E3E39F9FEAE2E2E2
現代の宇宙物理学は素粒子論研究者が示した理論を巨大実験装置で証明することで発展してきた。20世紀後半、その核となる加速器の巨大化を日米欧が競い合い、数多くのノーベル賞を生み出してきた。しかし、資金面から単独で建設するのが難しくなり、CERNの円形加速器「LHC」は国際協力で宇宙誕生時のビッグバンを再現するためにつくった。
世界の主な加速器 欧州 欧州合同原子核研究機関(CERN)「LHC―CERN」
円周27キロ
日本 高エネルギー加速器研究機構(KEK)「Super KEKB」
(改造中、15年に本格稼働)
円周3キロ
米国 フェルミ国立加速器研究所(FNAL)「テバトロン」
(11年秋に運転終了)
円周6.3キロ
スラック国立加速器研究所(SLAC)「スタンフォード・リニア・アクセラレーター」
直線状
加速器は粒子を光速近くで衝突させ、宇宙初期の状況を作り出す。例えば2008年ノーベル物理学賞の「小林・益川理論」は高エネルギー加速器研究機構(KEK)の加速器による検証が決定打となった。
未知の素粒子を見つけるには、装置を巨大化してより高いエネルギーを作り出す必要がある。KEKの加速器は全長3キロだが、LHCは27キロもある。数千億円にのぼる建設費や1000人を超える研究者を1国でまかなうのは難しく、LHCには約40カ国から数千人の研究者が参加。ヒッグス粒子の探索だけでなく、「標準理論」の枠を超える粒子の探索にも関心が集まる。
日本が誘致を目指している巨大素粒子実験施設の「国際リニアコライダー(ILC)」は約8000億円をかけ、全長50〜60キロメートルの巨大施設を建設する。電子と陽電子を光速まで加速して正面衝突させてビッグバン直後の状態を再現、物質生成の謎に迫る。CERNの装置でヒッグス粒子が発見されれば、計画にはずみがつきそうだ。
こうした研究には「総合的なチーム力が重要になっている」と、ノーベル物理学賞の益川敏英・名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長は指摘する。ILCでも宇宙の根源を探究し尽くせるわけではない。国際協力による新たなブレークスルーが不可欠だ。
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1兆円近い建設費をどうするのかしりませんが、関東や関東寄りの
東北では研究者も敬遠するだろうから、この際誘致は北海道にした
らいいのではないか。
北海道ならのんびり研究できそうです。
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