http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/649.html
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地球温暖化のために、世界各地で野生生物が急速に“引っ越し”を始めたとの分析を、英ヨーク大と台湾・中央研究院のチームがまとめ、19日付の米科学誌サイエンスに発表した。絶妙のバランスで成り立つ生物多様性への影響が懸念される。
アフリカ、アジア、欧州、北南米に生息する2131種類の動植物を対象に、数十年間の分布域の変化を調べた。
例えば、英国に分布するウグイスの仲間はほぼ四半世紀で150キロ北上していた。この間に気温は0.24度上昇した。
また、マレーシアのボルネオ島・キナバル山にいるガの仲間は、42年間で0.7度気温が上昇し、生息地を67メートル高い場所に変えていた。
調査対象の動植物を平均すると、10年間で16.9キロ高緯度か、11メートル高い場所に移動したことになり、従来の学説より2〜3倍加速しているという。
専門家で作る国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、温暖化が生物の絶滅リスクを高めると予測した。
ヨーク大のクリス・トーマス教授(保全生物学)は「新たな安住の地を見つけた種もいるが、それ以上に多くの生物が環境変化に適応できない敗者となって絶滅の危険性にさらされているかもしれない」と警告している。【田中泰義】
http://mainichi.jp/select/today/news/20110819k0000e040077000c.html
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