03. 2011年3月11日 21:36:55: 0X74cDKlCc
------------------------------------------------------------ △ 2010年5月21日 金曜日配信 △ タイトル <米国養蜂検査協会の中間集計発表> △ 書庫:子供達に良い環境を残そう ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [米国養蜂検査協会の中間集計発表] この記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/goldrush21japanbranch/32052315.html解説 ☆蜜蜂の群れが、行方不明になっている現象は、既に御存知だと思います。 この現象を 面白がって蜜蜂集団脱走現象と呼んで、 その原因は養蜂家の過酷な搾取であると云う解説も以前はありました。 さて その真偽は別にして、この現象が毎年毎年繰り返し発生しており、即ち 全世界の蜜蜂の数が どんどん減少しているのは 間違いないようです。 (1)は農務省の「蜜蜂集団崩壊」のニュース発表です。 (2)が その報告書です。 ★米国の養蜂群は全部で推定246万群。 その内の22.4%に対して調査を実施した所、 2009年の冬期 (2009年から2010年の冬季)の損失率は33.8%の高率であった。 このデータを元にグラフを作ってみました。 (6)です。 ★青い棒グラフは この四年間の損失率の比率の変動を示しています。 毎年3割減少しているのです。 (私見ですが、繁殖率以上の損失率(即ち死亡率)ですから、今後 回復すると期待するのは、あまりにも楽観的かもしれません) ★緑色の棒グラフは、調査した養蜂家のサンプル数です。 サンプル数が2009年/2010年冬季では4231軒の養蜂家ですから、 前年の778軒より大幅に増えて、調査結果の精度が上がっているはずです。 ★認容できる養蜂群の損失率は14.4%との回答であるので、その3倍もの失踪率になっています。 ★専門的にはCCD,集団崩壊症候群と呼ばれている、全くミツバチの死骸が見つからないケース、死骸が確認されているケースの 区別はしていない。 さて もう少し見ていきます。 集団崩壊症候群の原因は特定出来ておらず、寄生虫、病原菌、バクテリア、殺虫剤、栄養失調が挙げられています。 (栄養失調とは、温暖化で花の咲く時期と女王蜂の産卵期が、ずれる事によって起きます) ★米国農務省の調査では 花粉、蜜蝋の分析結果では121種類の殺虫剤が含まれているそうです。 複合汚染の可能性が高いと見ているようです。 ★又 遺伝子を検査すると 遺伝子異常が見られるそうです。これでは、繁殖も難しくなってきます。 (3)がそれを伝える農務省の報告です。 ★(4)は農務省の委託を受けて、この問題を調査している米国養蜂検査協会のウェッブサイトです。 ★(5)を見て下さい。 世界的機関である 世界動物健康機関の調査では、単一原因ではなく、複合汚染で、殺虫剤の無責任な 大量使用がミツバチの健康を阻害し、病気に掛かり易くしていると指摘しています。 その報告書では「ミツバチは全世界の食糧供給の基本であり、ミツバチの絶滅は震撼すべき生物的大災害を招く」としています。 赤枠は 日本でも発生している事を示しています。 ★最初にこの集団崩壊症候群を報告したペンシルバニア州の養蜂家の Dave Hackenberg氏によりば、2009年5月から2010年4月 の一年間の損失率は62%にも上るそうで、事態はドンドン悪化しているとの事です。 何故なら、米国養蜂検査協会の調査は冬季のみの調査であり、夏の時期が、殺虫剤を多く巻く時期なので、通年での調査が必要だ と語っています。 ★昆虫媒介による穀物、果物、野菜、飼料用の草、農作物は非常に多く、一番効果的な昆虫はミツバチであり、約90種類の商業農作物に 必要であり、その代表的なものは林檎、オレンジ、蜜柑、イチゴ、人参、玉葱、ナッツ類、向日葵、菜種、コーヒー豆、大豆、 クローバー(家畜用)、綿花など 非常に重要なものが多いのです。 ☆伝染病とネズミ講は酷似しています。 一定以上の人口密度と人口数が必要です。人口が少ないと宿主を滅亡させ、自体が 死滅するからです。過剰人口と成れば為るほど、そのリスクが高まります。人口を抑制させる必要があるのですが、全員が 満足する方法は残念ながら見つかりません。独裁は許してはなりません。 民主主義は人間の理想の象徴ですが、それを構成する 人民自身が愚かでは、役に立ちません。 人民自身が しっかりと常に学び、考える事しか 生き延びる方法は無いと思います。
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