http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/478.html
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http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20100729-OYT1T00061.htm?from=main5
食物連鎖の基盤を支え、酸素生産など重要な役割を担う海洋の植物プランクトンが、過去約100年間、世界で平均年間約1%の割合で減少し続けていることが、カナダ・ダルハウジー大などの研究で分かった。
1950年以降のデータが豊富な北半球だけでも約60年間で約40%も減少した。気候変動による海水温の上昇が原因とみられ、気候変動による生態系への影響を裏づけた。29日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
研究チームは植物プランクトンの変化を探るため、1899年から2008年まで、各海域で調べられた光合成色素のクロロフィル(葉緑素)濃度や海水面の透明度を用いて推定された植物プランクトン量のデータを約50万件収集。これを解析し、傾向を探った。
解析期間を通じてプランクトン量の減少が確認されたのは世界10海域のうち8海域に及んだ。特にもともとプランクトンの多い北極、南極域や赤道に近い熱帯域では影響が大きく、世界全体で見ると減少率は年間約1%に達した。
海の植物プランクトンは、人為的に排出される量の3分の1にあたる年間約20億トンの二酸化炭素を吸収するほか、魚が捕食する動物プランクトンの餌として食物連鎖の基盤を支える。研究チームは「植物プランクトンの減少は、地球全体の食物連鎖に影響を与える」としている。
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