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温暖化で変わる北極圏の風景 (日経サイエンス)
http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/461.html
投稿者 ダイナモ 日時 2010 年 6 月 25 日 19:50:39: mY9T/8MdR98ug
 

M. スターム(米陸軍工兵隊研究開発センター寒地技術研究所)

http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1008/201008_070.html


 1944年のこと。連合国は戦争に必要なガソリンが底をつくことを心配し,新たな石油資源を求めてアラスカ北部を調査することにした。当時はまだ地図もなかったため,その準備として米国海軍は詳しい航空写真を撮ることにした。このときの写真が,北極圏の植生を調べている著者たちの手に渡った。9×18インチ(約23×46cm)のネガから作られたその60年前の写真は非常に鮮明で,ヘラジカの足跡まで写っていた。重要なのは,これらの写真すべてが,北極圏の陸地が気候変動によってどう変化したかを示す,重要な証拠であるという点だ。
 小さな浮氷に乗ったホッキョクグマの写真が2006年のTime誌の表紙を飾ったが,その前から,北極の海氷がどんどん解けていることは明白だった(M. スターム/D. K. ペロビッチ/M. C. セレーズ「とける北極」日経サイエンス2004年2月号を参照)。1990年代までには,北極の気候変動を調査している研究者たちは,十分な根拠をもとに,北極の植生も変化していると考えるようになっていた。
 けれども海氷に比べると,陸地はうまく変化を追跡できない。海の白い氷は黒っぽく見える海水とのコントラストがはっきりしているので,衛星や航空機で調査しやすい。対照的に,下層土が永久に凍りついて木も生えないツンドラや森林では,気候による変化は非常にとらえにくい。1つの生態系から別の生態系へと急激に変化するのではなく,一緒になって生えている植物の種類がゆっくりと入れ替わっているだけという場合もある。植生の変化は,数年どころか数十年たたないとわからない場合も多いのだ。だが,古い写真があれば,過去と現在を直接に比較できる。
 著者たちは入手した約6000枚の60年前の写真と比較するために,同じ場所をなるべく同じ角度で撮影した。こうして,新旧の写真を比べることで,ツンドラに低木が侵入し,生物量が増していることがわかった。一方で,別の研究などから,ツンドラの南に広がる北方林(タイガ)では乾燥化が進み,害虫も蔓延したため,森林がどんどん減っていることもわかってきた。


著者
Mattew Sturm
1987年にアラスカ大学フェアバンクス校で博士号を取得後すぐに,米陸軍工兵隊の研究者となり,寒地技術研究所に勤務。最近は調査隊を率いて,アラスカとカナダ北極圏をスノーモービルで4000kmにわたって横断した。木々に興味を持ったのは,以前の調査でヤナギの木立の中で深い雪のために動けなくなったときからだ。スノーモービルを引っ張ったり雪を押し固めたりして何時間も過ごした後で,低木の存在が雪の深さに影響しているらしいと気がついた。これが最終的には,この記事で報告されている研究につながった。

原題名
Arctic Plants Feel the Heat(SCIENTIFIC AMERICAN 2010)
 

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コメント
 
01. 2010年6月26日 17:56:35: hj5sogWyEs

「古毘屁院駄違汝盲居士」 こぴぺいんだいなもこじ 

あれっ、どないしたんや。
せっかく、戒名付けたったのに、誰も焼香に来いへんやんか。
こりゃあ、読経に力が入れへんわ。
よーしゃ、誰も見よれへんよって、読経は省略とすっか。

            (関西のなまくら僧侶のつぶやき……)


02. 2010年6月26日 20:59:30: o7OdYS6sMs
>>01

パシリのパシリの・・・・パシリに焼香したら線香代がもったいない。読経したら口が腐るよ。

ダイナモ氏は温暖化カルト教の信者だね。カルトで儲けるのは一部の幹部だけ。一般信者は
もちろん使い捨て。ダイナモ氏は分かっているのかな。こう説明しても絶対に分かろうと
しないのがカルト教徒の特徴だから理解しろというのが無理だけどね。


03. 2010年6月26日 23:01:26: Td0N6QHNrk

せっかくの阿修羅♪なのだから、「温暖化で変わる北極圏の風景」というなら、通説、定説や奇抜な推理を付加すべきだ。

例えば、アラスカやカナダ(グリーンランドを含む)、スカンジナビアの石油資源開発や文明化・都市化は、「高緯度地方の地域温暖化」や「地球温暖化」を最も助長または促進している疑いが強い。

また、高緯度地方の国々や高緯度地方に権益を持つ国々は、国土や北極圏の温暖化を計画していたことがあり、気候変動技術が行われた場合の負の影響も研究されている。
負の影響というのは、気候変動技術が悪影響となって周辺に越境するか否かという地味な視点であったのが、「最悪なことには地球規模の悪影響を及ぼす」という派手な視点に変化したのが、地球温暖化防止キャンペーンである。
「ペンタゴン・リポート」のような思考には、高緯度地方温暖化計画を批判する意図が隠されているか、逆に高緯度地方温暖化計画を批判させないのが目的の疑いがある。
北極圏の温暖化は、日本がシベリアへの進出を本格化させる契機でもある。

ソ連が、不凍港の確保、中央アジアやシベリア開発を渇望していたことは、温暖化計画推進の目的として推理可能であり、ロシアが進めている可能性もある。



04. 2010年6月27日 15:43:56: hj5sogWyEs
01です。

03さんの、ご主張を拝読、おおいに疑問を持ちました。

<通説、定説や奇抜な推理を付加すべきだ> 

 通説・定説はまあいいとしても、それでも、定説ってあるんでしょうかねえ? いろんな観測者や研究者や団体が、それぞれの立場からいろんな主張をしていて百家争鳴状態で、諸説ふんぷんですよ。自説を言い争っている状態だと思います。そもそも「気候変動に関する国際学会」なんて存在しないようですし、そもそも定説だと判定する機関はなさそうですね。まさかIPCCがこう言っているから定説だなんて言うのじゃないでしょうね。IPCCは真実を探求する学会ではなく、政府間の調整をする政治的組織です。Intergovernmental Panel on Climate Changeと名前からして政治です。まさに、名は体を表すという通りです。
 もちろん、個々の枝葉末節のような小さな問題に関しては、それを取り扱う学会は沢山あるでしょうが、それぞれの研究者が次々に論文や報文を発表することはあっても、それが定説と認められるには大変な順序を踏まなければならないと思います。
 ダイナモ氏が張り付けた記事にしても、『Arctic Plants Feel the Heat』と題する論文が発表されて、古い写真と現況との比較という調査方法により、アラスカの植生の変化が観測される、というハナシです。この観測結果から導き出される推論が全くの定説だというのは、ズーッと先の話だと思います。沢山の検証を経なければならない筈です。調査方法は妥当なものであったか? データ解析に恣意とか予断がふくまれてないか? 調査資金の出所の政治的圧力はないか? 別の研究者による追観察・追調査はなされたか? ほんとうに反証は何もないか? など等、検証しなければならない手続きは沢山ある筈です。
 この記事はアラスカの植生の60年という今昔の変化を述べているだけです。にもかかわらず、ダイナモ氏は一連の執拗なる貼り付け投稿から、地球の危機あるいは地球温暖化の証拠の例として、そういう意図で投稿しているという印象が濃厚にすることです。この投稿姿勢が多くのコメンテーターの反発をまねいているのだろうと思います。私もそうで、ある一面的な見方のコピペばかり連投されるので、批判しています。

<奇抜な推理を付加すべきだ> はちょっと変ですね。奇抜な推理がつぎつぎにまかり通ると大変なことになります。なんでも言えるようになってしまいます。ある事実と別の事実との関連性がよくわからないけれども、ありうる可能性として、これこれのことを推論するというのであれば理解できます。例えていえばすべての事例を調査するのが不可能な場合、いくつかの標本を抜き出して調べて、統計的推定により全体を考えるというようなものです。そんな推理ならばわかりますが……、

奇抜な推理をしなさいだって???
 まるで、オウム真理教みたいな主張ですね。地震が起こると、あれは地震兵器だというみたいです。とても奇抜な推理で、面白いハナシかもしれませんが、とんでもない。
 「高緯度地方温暖化計画」なるものが、ロシアなどにある(あった)のですか?高緯度地方では、冬は寒くて、もっと温暖化してほしいと、人為的に温暖化させようとしたような計画があったような書きぶりですが、なにか具体的な資料とか報道とかあるんですか? それとも奇抜な推理ですかな。
 ロシアや北欧やカナダなど高緯度地域の冬は厳しく、穀物生産でも栽培北限ぎりぎりのところでやっている筈です。それでそれらの諸国では、本音ではもっと温暖化してほしいとか、本当に温暖化するのであれば歓迎するというのは、あり得ます。わたしもそう言う資料は見たことがあります。ロシアなんかは日本に排出権を買わせられますしね。確かにロシアは不凍港の確保が軍事的に要るというのは私も書物で読んでいます。もっと温暖化してほしいという期待は、本音としてあるだろうというのは、合理的な推理です。
 この件にかんして情報を持たないから、真偽はわかりませんが、「高緯度地方温暖化計画」は奇抜な推理のような気がいたします。ぜひ、それを裏付ける資料を見たいと思います。「奇抜な推理」ではなく、できるだけ「事実に基づいた合理性のある推理」が大事ではないかと考えます。
  


05. 2010年6月27日 23:09:51: Td0N6QHNrk
03による返信です。

温暖化の包括的な原因については、CO2犯人説が定説化していると思います。この定説を元に、日本の国策が策定され、テレビやマスコミの天気予報や気候変動モノは、その傘下で活動しています。残念ながら、これが実態です。

国際組織の政治的動向については、パチャウリ氏が知られ、背景として、インド伝統の菜食主義やアユルヴェーダ医学の権威付けが国連等で試みられているようすです。温暖化防止キャンペーンの一つ、肉食反対運動は、いわば国連や気候変動問題の主導権を巡るインド・ロビーの働きかけがあるのではないか、NASAも、宇宙開発の必要上、関心があるのではないか、と推理したいところです。これなどは、一部で急進化すると、カルト化することでしょう。

アラスカなど高緯度地方の気温上昇現象は、周辺の開発と都市化によるものではないか、という疑問がCO2犯人説否定派から提出されています。東京などは、ヒートアイランド現象が発生している、と説明されています。
古典的には、ソ連の国土温暖化計画などについては、大後美保著『気候と文明』(日本放送出版協会)に解説があります。

気候変動技術に関しては、大昔からあることで、最近では、以下の記事のように、‘温暖化防止のための「地球工学」’として提案されています。
その中には、奇抜な、または危険な印象を伴うアイデアが、たぶん科学者が斬新な発想を持つことを知らせるため、意図的に紹介されています。
気候変動技術の関連では、まず、科学者の斬新な発想という思考の在り方に慣れないと、SFやマッド・サイエンスみたいな印象になってしまいます。
似たようなものに、アフリカ改造計画というのがありましたが、最近は知りません。

ニュース - 環境 - 温暖化阻止の最終手段、“地球工学”(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=21651198&expand
ニュース - 環境 - 温暖化阻止へ7つの解決策:硫黄散布(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010032501&expand
ニュース - 環境 - 鉛入りの雲が天気を変える?(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=57923253&expand


例えば、最近のメキシコ湾の石油流出事故に関して、こうした奇抜な科学的発想から逆説的に推理すると、阿修羅♪ふうな、陰謀を扱う観点からは、「石油汚染による海水温上昇を狙った事件か?」という仮説が導かれます。このような発想に尾ひれをつければ、面白い話は作れます。

地震兵器や気象兵器の話は、各国が研究しており、ある研究家が問題提起してから、無視できなくなっているようで、スマトラについては、中国政府も人工地震説を採っている、という話を聞きます。以下の記事は、浜田和幸氏のものの引用?らしいですが、この方は、今回の参院選で自民党から立候補されたそうです。詳しくは分かりません。

裏 ジャーナル 気象コントロールは可能か?地震兵器 HARRPの使用で
浜田和幸著(「新潮45」2005年3月号156ページ〜162ページより)
気象コントロールは可能か?
http://uramedia.blog119.fc2.com/blog-entry-55.html


06. 2010年6月27日 23:24:55: Td0N6QHNrk
>「石油汚染による海水温上昇を狙った事件か?」という仮説が導かれます。
>このような発想に尾ひれをつければ、面白い話は作れます。

温暖化防止キャンペーンのウラでは、温暖化促進計画が堂々と助長または促進されているのではないか、
バイオ燃料の生産に関わる森林伐採、開発途上国の開発促進、などが考えられるばかりでなく、意図的ではないか、という疑問がわく。
温暖化防止策が逆に温暖化を助長するという槌田説が正しいならば、温暖化防止キャンペーンそのものが実は温暖化促進計画であることになる。



07. 2010年6月28日 19:17:52: Td0N6QHNrk

メキシコ湾の石油流出事故に関連して、20年前の、アラスカ沖原油流出事故が話題に供される。アラスカ周辺の気温上昇が話題となっている。メキシコ湾の石油流出事故は、規制緩和を求めたブッシュ前大統領にとっても、地球温暖化防止キャンペーンに乗り出したオバマ大統領にとっても、皮肉な事態と言える。

東京湾周辺や日本海の生態の変化について、海水温の上昇説がある。
原因を巡り、報道等を拾い集めると、温暖化防止キャンペーン(CO2犯人説)の一環として示唆される場合と、海流の大規模な変化として示唆される場合と、渤海・黄海の水質汚濁や日本の生活廃水の高温化が示唆される場合とがあり、他に、原発温排水の影響を示唆する説もある。

日本は、温暖化防止キャンペーンを主導する立場であるが、シベリア進出の野心を予測されており、その背景が実は、北極圏の温暖化であるならば、その野心は温暖化を逆手に取る戦略を秘めた性質で良いことになる。

地球工学で紹介された手法は、それが実験されていると仮定するならば、ここで話題のケムトレイル現象と関連があるかもしれない。

「大気薬理学」、或いは「ケムトレイル」の技術 -Part1 | ChemBlog-ケムログ
http://blog.chemblog.oops.jp/?eid=569818


08. 2010年6月28日 22:11:03: Td0N6QHNrk
>地球工学で紹介された手法は、それが実験されていると仮定するならば、ここで話題のケムトレイル現象と関連があるかもしれない。

フランス等では、夏の猛暑化により、死者が多発したり、葡萄栽培に支障が出るなどの被害があるため、国土冷却計画が目下の課題として欧州なりに発想されるのであろう。対症療法なのであろう。

日本では、四国の渇水が目立つが、四国上空での散布計画など、ケミカルな対策に関する発想は見当たらない?


09. 2010年6月29日 22:26:54: CeJte1kgCg
さっぱり報道にも出ていないが、今年の北極の海氷の融けぶりはすさまじい。今後の気象次第だが、6月末現在、驚愕の2007年を超える勢いだ。直感的にはグラフの急降下は、氷の薄さを示していると想像できる。地図、グラフをクリックすればそれぞれ拡大する。
http://nsidc.org/arcticseaicenews/index.html

もう少し詳しい現状の地図と、海氷の分析図があるページ。少し下にある。クリックでそれぞれ拡大する。
http://www.iup.uni-bremen.de:8084/amsr/amsre.html


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