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クリフ・ハイの2012年
前回は、最近公表された2012年に関するクリフ・ハイの考え方を解説したが、今回はその続きである。
筆者が理系ではないこともあり、ホームページで発表されたクリフ・ハイの理論は難しかった。そこで、レンスドットコムやコンシャスメディアネットワークなどで行われたクリフ・ハイの最近のインタビューなどを聞き、なんとか理解できた。したがって、今回は最初からもう一度説明しなおすことにする。
太陽が重要
現在、太陽系の惑星すべてのエネルギーが高まってる状態にある。以下のような現象が太陽系内の惑星で観察されている。
大気の増加
火星では大気の厚みが増し、NASAの予想よりも約2倍濃くなっている。このため、1997年にはマースオブザーバーのバックアップ機の一つが厚い大気に阻まれクラッシュした。さらに、これと同様のことが木星、天王星、海王星でも起きている。
また、火星の北極に存在が確認されている氷の塊が早いスピードで溶けている。温暖化現象は火星でも発生している。
増大する惑星の明るさ
金星の明るさは増大している。木星のエネルギーは明らかに増加しており、木星の月のイオと木星を結ぶイオン化した放射能のチューブが見えるようになった。天王星と海王星の明るさも増大している。
惑星を取り巻く磁場の変化
木星の磁場の強さは2倍になっており、天王星や海王星でも磁場の同じような増大が見られる。
ポールシフト
天王星と海王星でポールシフトが起きた。ボイジャー2号が二つの惑星を通過したときの計測では、北極と南極が地軸に対して約50度ほどずれていた。
こうした変化は、2億6千万年の周期で天の川銀河を蛇行しながら公転している太陽系が、天の川銀河が宇宙の塵が集積してエネルギーレベルの高い地帯へと進入し、そのため膨大なプラズマエネルギーが太陽圏に進入していることによると考えられている。これは以前にこのブログで紹介したシベリア科学アカデミーのアレクセイ・デミートリエフ博士が詳しい。博士は次のように言う。
「太陽活動が盛んになっているのは、星間のエネルギー雲のなかへ移動するにつれて、われわれが経験している物質、エネルギー、情報の流れが増加しており、それがじかに反映された結果なのだ。太陽には新たな要求が課せられており、われわれはこうした要求が地球におよぼす衝撃を経験しているのだ。」
また、クリフ・ハイがALTA報告書で何度も書いているように、太陽系が銀河面を通過しつつあり、それにしたがって太陽系全体が銀河面の強い重力場によって圧縮されることが原因なのかもしれない。
いずれにせよこれらの説は、太陽系の惑星が活性化している原因が太陽系の外部から入ってくるエネルギーにあるとしている点では共通している。
しかし今回クリフ・ハイは、これまでの解釈に代わり、太陽系内の変化は太陽自体の活動パターンのカオス的な変化が原因となって起こるとする説を展開した。これから特に太陽の活動はカオス的になり、それによって巨大な影響がすべての惑星に出るのだという。
もちろん地球もその例外ではない。これはポールシフトとなって地球では現れるとクリフ・ハイは考える。
太陽の周期的な変動のサイクル
クリフ・ハイは太陽はカオス的な活動を1万1500年毎に繰り返しているという。今回の解説で、そうしたサイクルがなぜ起こるのかその理由を説明している。
今回、クリフ・ハイにインスピレーションを与えたのはパトリック・ゲールという著作家の説である。ゲールは緻密な数学的な計算を用い、2012年前後に太陽活動が極端に活性化する可能性があることを明らかにした。今回解説するクリフ・ハイの説は、このゲールの理論の発展型であるようだ。
以下にクリフ・ハイのホームページの要約を紹介する。解説にはマカバなどの神聖幾何学を用いた説明があるが、解説を分かりやすくするために今回はあえてこれらを削除した。また、改めて解説するため前回と重複した部分があるが、ご了承願いたい。
また、物理学の用語が出て来るが筆者の能力では十分に解説できない。全体の要点が理解できればよいと思う。
クリフ・ハイの解説
太陽の性質と異なる自転周期
太陽は超強力な磁力で電流を発生する発電機のようなものである。このような太陽にはいくつかの興味深い性質がある。その一つは、太陽の極部と赤道部とでは太陽の自転の周期が異なるということである。これが原因となり、太陽は1万1500年の周期のカオス的な変動を繰り返している。
他の惑星に比べて太陽は巨大で、太陽の質量は太陽系の惑星の全質量の合計の99%に相当する。一方、回転運動の勢いを表す角運動量では他の惑星が圧倒的に大きく、太陽系全体では太陽の角運動量は1%にすぎないといわれている。
このようなアンバランスの結果、太陽の赤道部は他の惑星によって引っ張られる格好となるため、赤道部の自転周期は極部のそれに比べて速くなる。極部は37日で自転するが、赤道部ではもっと速く26日しかかからない。この違いの結果、87日で赤道部は極部を一周することになる。
磁力線のねじれ現象
自転周期のこのようなズレが原因で、この動きに引きずられて南北方向の磁力線にはねじれが生じ、太陽に巻き付いたような状態となる。
この状態を太陽の北極や南極から見ると、ナチのシンボルであるスワスティカに似た形になる。多くの古代文明の神話では、鉤十字のスワスティカと同様のシンボルが出てきており、それはすべて世界の終わりのシンボルと理解されている。これは興味深い点である。
いずれにせよ、時間とともに磁力線のねじれから生じる巻き付きの圧力はどんどん強くなる。この圧力が増大する過程が1万1500年間続くと蓄積された圧力は頂点に達し、限界点がやってくる。磁力線の強度が極端に増大するため、その影響で黒点が形成されなくなる。このため、太陽の一般の11年周期やその他の周期では説明できないような無黒点の時期が突然と出現するようになる。これは古代マヤや古代エジプトの神話にも記述されている現象だ。
ところでサイクル23が終了した後、2007年から2009年の7月まで完全な無黒点状態が続き、黒点が発生しにくい状態はいまも続いているが、これは1万1500年の周期的な限界点がやってきている証拠である。
ところで地球も強い磁気を発生している。地球はそれぞれ磁気圏(Magnetosphere)、電離層(Ionosphere)、大気圏(Atomosphere)、地殻(Crust)、マグマ(Magma)、マントル(Mantle)、核(Core)の層でできている。
地球には太陽風や宇宙線など大変に有害な物質が太陽から降り注いでいるが、これらから地球を守っているのが磁気圏の存在である。
だが磁気圏は過去1000年間で非常に弱まっており、今では磁気圏には無数の穴が空いている。磁気圏の弱体化の速度は特に1940年代から加速している。
一方太陽は磁力線の巻き込みによるストレスが1万1500年の続くと限界点に達し、蓄積したストレスが一気に発散される時期が来る。これにより、磁力線は外部へと一気に拡大する。
磁力線のこの拡大によって巨大な磁気波が発生する。太陽に近い内惑星はすべてこの強い影響を受ける。地球もそうした内惑星の一つである。
また、磁気波が発生すると巨大なコロナ質量放射も同時に発生する。
しかし、地球の磁気圏が弱まっていることもあり、実際により大きな影響を地球に及ぼすのはむしろ磁気波である。
太陽から放射された巨大な磁気波によって地球の磁気圏は完全に圧倒されてしまう。この放射された強力な磁気が引き金となり、地球の核は回転する。核が回転するにともない、地殻全体の移動が起こる。これがポールシフトである。
ポールシフト以前
ポールシフト以後
可能性1
北極が現在のカナダ北部に移動
可能性2
北極は現在の合衆国の北部に移動
周期的に繰り返されているポールシフト
このように、太陽の磁力線の蓄積されたストレスの発散による巨大な磁気波の発生という出来事は1万1500年周期で繰り返されているサイクルだという。これは赤道部が87日で極部を一周するという事実から数学的な計算によって導かれた結果のようだ。
一方地球は、このサイクルを通して、一度弱まった磁気圏が太陽の巨大な磁気波の放出によって再構築されるというパターンをこれまで幾度となく繰り返してきているはずだという。
さらに、クリフ・ハイはネットラジオのインタビューで、大陸移動の原因は実はポールシフトにともなうこのような地殻の移動なのであり、実はそれはポールシフトに伴い比較的に短い時間に起こった出来事なのではないかというのだ。
大陸移動説という理論があるが、これはマントル対流に乗って大陸が数十万年かけながらゆっくりと移動する説である。クリフ・ハイはこれを否定しているわけである。大陸移動の原因はマントル対流ではなく、太陽の巨大な磁気波の放出にともなう地殻移動なのだという。
クリフ・ハイは、これこそが2012年前後にやってくる出来事ではないかというのだ。
最近のクロップサークル
すでにこのブログでも紹介しているが、近年のクロップサークルには太陽の活性化を警告したものが非常に多い。むろん、そうしたクロップサークルには人間が作ったものも多いに違いないが、今年の7月のサークルのように、クロップサークルが予告した黒点が実際に現れたケースもあり、すべて人間が作ったとは言い難い点もある。さらに、太陽とともにマヤカレンダーのサークルも同時に現われている。
最近のクロップサークル、太陽とマヤカレンダー
マヤの長老評議会の声明
また、以前にこのブログでも紹介したが、マヤの長老評議会は昨年以下のような内容の声明を発表している。
・マヤカレンダーのメッセージとは、ホピ族およびマヤ長老評議会が確定した終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間にポールシフトが起こるということだ。
・それは、すでに現在起こっている地球磁場のシフトのことではない。地球の南極と北極が逆転する物理的なポールシフトのことである。
・地球の磁場は500年前よりもはるかに弱くなり、また磁場移動も頻繁に起こっている。14年前からは、旅客機が飛行するとき、いちいち北の位置を確認することが必要になっているくらいだ。
・このような地場の変化は、北極と南極が逆転する物理的なポールシフトが発生する前兆現象である。
・最近、ヒストリーチャンネルでポールシフトの特集が組まれたが、そこに出演した多くの科学者がポールシフトの発生が近いことを認めた。
・かつてアトランティスにいたマヤ族は、1万3千年前と2万6千年前の2度、ポールシフトを経験した。この時の経験はマヤ族の部族的知識として蓄えられている。
これはクリフ・ハイの考える2012年と酷似しているように思うがどうだろうか?