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特集:量子力学の実像に迫る 存在確率マイナス1 天才アハラノフの予言(日経サイエンス)
http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/189.html
投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 8 月 24 日 22:13:18: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0910/200910_022.html

 物理学者アハラノフの名は知らなくても,「アハラノフ・ボーム効果」という言葉は聞いたことがあるかもしれない。1980年代に外村彰が観測し,ノーベル賞級の成果として注目を集めた。50年前にこの効果を,量子力学の黎明期を築いたボームとともに予言したのが,当時20代だったアハラノフだ。
 後年,アハラノフはもう一つの予言をした。これまで「決して見ることはできない。見たら壊れてしまう」と誰もが信じてきた量子力学の世界を,壊れないようにこっそりと見る方法があるというのだ。しかも,ある種の干渉計の中をこの方法で見ると,粒子が特定の場所にある確率が「マイナス1」になることがある。確率というのは本来0と1の間の値しかとり得ず,アハラノフの予言は一見不可解だが,このほど日本とカナダのチームが,それぞれ実験で確かめた。
 本稿は「特集:量子力学の実像に迫る」の第1弾。アハラノフが疑問符を突きつけた,今日の量子力学の”常識”について解説する。量子力学が語る世界とはどんなものか,そして,なぜ見ることはできないと考えられるようになったのか,その歴史的経緯を振り返る。またアハラノフの予言を巡る,近年の動きを報告する。
 量子力学の固定観念を覆したアハラノフの予言については,第2弾のアハラノフへのインタビュー「宇宙の未来が決める現在」,存在確率マイナス1を観測した実験については,第3弾の大阪大学の井元らによる解説「量子の”開かずの間”をのぞき見る」をお読み頂きたい。

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これまで測定対象の量子の状態を壊さずにその量子の状態を測定することは不可能とされていたが、「弱い測定」というこれまで誰も考えつかなかったアイデアでそれが可能になるという。本誌に書かれていることは知的好奇心を刺激する非常にエキサイテングな内容だ。量子力学の世界では確率がマイナス1という状態があり得るという。量子の状態は過去からだけでなく、未来からの影響で現在の状態が決まるという。イメージすることがほとんど不可能なことばかりだが、それだけに驚くべき内容が記述されている。読みごたえ充分な特集だ。

 

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