★阿修羅♪ > 環境・エネルギー・天文板4 > 161.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
National Geographic News
July 21, 2009
2009年7月19日、木星表面に新しい黒い“染み”が見つかった。週末の間に何らかの物体が衝突した跡と考えられ、天文学者たちを驚かせている。
カリフォルニア州にあるNASAジェット推進研究所(JPL)の天文学者グレン・オルトン氏によると、突然できたこの染みは直径は地球よりやや小さく、未観測の彗星か小惑星が木星に最近衝突して生じたものだという。「衝突であることは間違いない」と同氏は言う。
木星の南極付近に黒っぽい染みが出現したのを、オーストラリアのアマチュア天文家アンソニー・ウェスリー氏が7月19日に最初に発見した(写真は上が南極。赤道付近の黒い点は木星の衛星イオの影)。
メリーランド州にあるNASAゴダード宇宙飛行センターの天文学者エイミー・サイモン・ミラー氏も、「天候パターンの変化とは一致しないので、衝突に違いない」と同意する。
痕跡の元となった衝撃は、1994年にシューメーカー・レビー第9彗星の破片が木星に衝突したときのものに非常に近いと考えられる。
サイモン・ミラー氏によると、衝突した物体のサイズはまだ判明していないが、木星の上層大気を貫通して穴が開くときに爆弾のように爆発した可能性があるという。「衝突の瞬間に木星を真横から見たとしたら、火の玉が見えただろう。画像に写っている染みは木星大気層の穴ではなく、爆発で燃え尽きて表面に落ちてきた残骸だ」。
今後数日以内にまた別の衝突が起きる可能性があるため、今度は爆発の瞬間を観測しようと天文学者たちは準備している。「できるだけ早くすべての大型望遠鏡の照準を合わせるつもりだ」と同氏は話す。
Image courtesy Ian Sharp
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009072104&expand
▲このページのTOPへ HOME > 環境・エネルギー・天文板4掲示板
フォローアップ: