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特捜はなぜ小沢を執拗に追い詰めるのか。
ポイントは、自民党議員は二階氏について少し騒がれたに留まっており、民主党議員ばかりが捜査対象になっていることだと思う。
つまり、特捜は何も正義感を発揮して動いているわけではなく、
自らの支持母体である自民党および、創価学会がポシャることを防ぐことに必死であるだけだと私は見ている。
司法やメディアの世界が長年の自民党一党独裁体制の結果「親自民」に染まっていること、また、創価学会員が多く送り込まれているとされることを考えると、民主党はそこに真っ先に手を打つべきだったのだが、そこを怠った。戦略を誤ったと言わざるを得ないだろう。
問題は、司法・メディアのバックにいる勢力がどの程度の力を持っているかだ。特捜の動きは単なるあがきなのか、それとも、小沢・鳩山の財力をはるかに超える財力を持つ勢力(仮に「Z」とする)をバックにしての余裕の行為なのか。
民主党が経団連と距離を置いていることを考えると、またアメリカに対してもそれなりにモノ申す態度でいることを考えると、後者である可能性が高いだろう。
とすると、小沢はこれまでは「Z」ともつながっていたと考えられるが、「Z」に見捨てられた可能性が高いと思われる。
しかしながら、反小沢議員たちの政策が進められれば小沢は既得権を失う。小沢がそれを知りながらそのような政策を擁護するとは考えにくい。
そう考えると、小沢は見捨てられたのではなく、そのように演技をして、民主党を窮地に追い込む(支持率を下げる)役回りを担っているのかもしれない。「Z」から小沢に課せられた最後の課題といったところか。
そして、小沢が万が一捕まったとしても小沢に大金が渡る、または、決して小沢自身には捜査の手が及ばないよう巧妙に仕組まれているのかもしれない。そして、小沢は再び裏政界に君臨する、と。
小沢はフィクサーなどと評されるが、小沢は裏世界の指導者(最も、日本の中でだけだが)になることを目指しているのかもしれない。