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「競争」には三つの側面があると思います。
一つは「切磋琢磨」の側面。ライバル心を刺激して個々が向上を目指すことにより、結果として全体のレベルアップが期待されるというものです。これを利用して競技スポーツをはじめ多方面で競争が取り入れられています。日本経済でいえば、高度経済成長期に見られたのではないでしょうか。
一つは「レクリエーション」の側面。子供が遊び心で「競争だ」と言って楽しんでる場面に当たります。これは当事者にとって、競争に敗れるリスクが少ないか、破れても失うものが少ない場合に起こる心理です。日本経済でいえば、バブル経済期に該当すると思います。
一つは「出し抜き、蹴落とせ」の側面。人によっては常にこれを前提としている方がいますが、社会的には当事者の生活が脅かされるとこの傾向になりやすいと考えます。日本経済でいえば、ここ数年にこの風潮が見られると感じます。
たとえば、運動会で徒競走を辞めて皆で手をつないで走りましょう、ということに違和感を感じるのは、上記に挙げた競争の側面について違う面を見ているためと言えるでしょう。
昨今の格差社会といわれる状況下で、いわゆる勝ち組が競争を煽っているのは、勝ち組にとってはその競争に敗れるリスクが少ないためレクリエーションなのであり、自身の取り分が増えることも期待できるためでもあると考えます。今に限らず経営者やグループリーダー等でこれを悪用する人はいましたが、それが社会的な風潮として「出し抜き、蹴落とせ」社会になっていることに今の問題があります。
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