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【書かねばならぬ】(あれほど西松事件で小沢氏を攻撃していた森田実が、二階の事はお口にチャックである事を言わねばならぬ)
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak31/msg/962.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2009 年 12 月 16 日 21:37:06: 4sIKljvd9SgGs
 


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森田実『清水先生はすごい人である。スーパーマンである。満87歳の今日…声にも力があり、議論も鋭い。若々しい』
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/311.html
投稿者 仁王像 日時 2009 年 12 月 16 日 21:17:48: jdZgmZ21Prm8E

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05902.HTML
2009.12.14(その4) 森田実の言わねばならぬ【983】
平和・自立・調和の日本をつくるために[978]
《著書紹介》『表現の自由と第三者機関』(小学館101新書、2009年8月8日刊、定価756円)の著者・清水英夫先生(青山学院大学教授、弁護士)のこと〈1〉三つの人生を歩んできた偉人、編集者・学者・弁護士[清水英夫氏は青山学院大学名誉教授。弁護士。1922年生まれ。東京大学法学部卒業。青山学院大学法学部長、神奈川大学経営学部教授を経て現職。映倫管理委員会委員長、日本出版学会会長、出版倫理協議会議長、放送倫理・番組向上機構理事長などを歴任]

「メディアやジャーナリストのあるべき姿は、閉鎖性・権力志向・傲慢さではなく、その反対である開放性・反権力・謙虚さでなければならないであろう」(清水英夫)


[本書のことは2009年8月22日の本ホームページで紹介した。今回は著者の清水英夫先生のことを書きます/森田実]

 去る12月9日(水)夜、東京・一橋の如水会館において「清水英夫先生の米寿、鈴木富夫(出版倫理協議会)議長の古希を祝う会」が開かれ、清水先生、鈴木議長を尊敬している多くのマスコミ関係者が集まった。大変気持ちのよい賑やかなパーティだった。私は清水英夫先生の編集者時代(日本評論社編集局出版部長)の部下・弟子としてお祝いの挨拶をした。私はこんなことを話した。

 「45年ほど前、日本評論社の出版部長をされていた清水先生の部下となり、師として兄事するようになりました。清水先生は私より10歳上です。生年月日は10年と1日、清水先生が早いのです。清水先生は一種のスーパーマンで、抜群の能力の持ち主で、人間としてジャーナリストとして圧倒され、師と仰ぐことに決めました。私には10歳年長の兄がおり、尊敬していました。長兄です。第二次大戦で戦死しました。清水先生が長兄と同じ年に生まれたということもあり、清水先生に兄事することを勝手に決心し、自分で勝手に弟子になりました。

 その後、清水先生は大学教授さらに弁護士になられました。この間、約45年間、清水先生に少しでも近づこうと努力してきましたが、どんなに努力しても、近づくことができないばかりか、引き離されるばかりでした。私がどんなに努力してもとうてい及びませんでした。

 清水先生は私にとって大恩人です。多くのことを教えられましたが、私が今日まで、まだ77歳ですが、健康に仕事をつづけてくることができたのは清水先生という良き師、良き目標があったからだと思います。清水先生ありがとうございました。米寿を迎えられたことを心からお慶び申し上げます」

 清水先生はすごい人である。スーパーマンである。満87歳の今日、健康そのものである。声にも力があり、議論も鋭い。若々しい。私は清水先生を知ってから45年間、清水先生ほどのあらゆる面での能力者を知らない。偉大な編集者であり、偉大な憲法学者であり、偉大な「言論の自由」研究者であり、偉大な弁護士である。そして人格者である。これらの数々の仕事を通じて、公正さ、反権力、謙虚さを貫いてきた偉人である。すべての日本国民が、規範とすべき倫理的にも知的にも抜群の指導的知識人である。(つづく)


http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05906.HTML
2009.12.15(その4) 森田実の言わねばならぬ【987】
平和・自立・調和の日本をつくるために[982]
《著書紹介》『表現の自由と第三者機関』(小学館101新書、2009年8月8日刊、定価756円)の著者・清水英夫先生(青山学院大学名誉教授、弁護士)のこと〈2〉清水先生(87歳)の生き方と健康法

「長寿の秘訣は(1)胃袋(2)足(3)好奇心の三つだと思います」(清水英夫)


 私は本書(清水英夫著『表現の自由と第三者機関』)を刊行直後に読み、2009年8月22日の本ホームページで紹介したが、12月9日夜の「祝う会」の記念品としてさらに1冊いただいたので再読した。この日、このパーティのあとにもう一つ仕事があり帰宅したのが夜11時だったが、帰宅してから朝までに再度読了した。再読してみて、本書は日本のジャーナリズムに関わるすべての人に読まれなければならない大変にすぐれた書物だと改めて感じた。

 清水先生と鈴木出版倫理協議会議長のお二方から贈られたいくつかの引き出物の中に、清水先生の「御礼の言葉に代えて」と題するペーパーが入っていた。これが、じつに興味深い一文である。多くの人々のためになるものだと思うので紹介したい。清水先生は87歳で健康である。以下、抜粋する。

《体調に幾つか問題を抱えてはおりますが、先ずは無事過ごさせていただいていることに、代えがたい幸せを感じております。その私が、よく質問を受けるのは、健康の秘訣は何か、ということであります。そのときお答えしていることを記しまして、御礼の言葉に代えさせていただきます。

 実は、私自身、特にこれという秘訣を持っているわけではないのでありますが、強いていえば、「ものごとに拘らない」とでも申しましょうか、いわゆるストレスを余り感じないことではないか、と思います。これを、性格上の問題だといえばそれまででしょうが、難題に面しても、必要以上に深刻に考えず、淡々と対処してきました。ある意味で、一種の開き直りかもしれません。お蔭様で、不眠に陥ったことは殆んどなく、朝までぐっすりと眠っております。

 また、よく耳にすることですが、長寿の秘訣は、(1)胃袋(2)足(3)好奇心の三つだといいます。食事は規則正しくとりますが、腹八分。よく歩くことはもちろんですが、何でもやってみよう、何でも見てやろうという好奇心は人一倍です。その好奇心が、私の職業や仕事選びにもつながってきたわけですが、これからも、ずっと好奇心を持ち続けたいと思っておりますので、どうかよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。 清水英夫》

 繰り返すが、清水英夫先生はスーパーマンである。三つの人生(編集者、学者、弁護士)を生き、三つとも成功しただけでなく、超一流として世間から認められている。この原因の一つが軽妙な生き方にあるように思う。中庸を心得、無理をせず、争わず、それでいて是は是、非は非の「直」の人生を歩んでこられた。人生の名人であると思い、私は深く尊敬している。(つづく)


http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05909.HTML
2009.12.16(その3) 森田実の言わねばならぬ【990】
平和・自立・調和の日本をつくるために[985]
《著書紹介》『表現の自由と第三者機関』(小学館101新書、2009年8月8日刊、定価756円)の著者・清水英夫先生(青山学院大学名誉教授、弁護士)のこと〈3〉清水先生の憂慮・「表現の自由はガラスの城!」

「公権力の干渉からメディアを守るには、視聴者、読者の支持を得るとともに、第三者機関による公正な判断が必要だ」(本書の帯・表1の言葉)


 現代は「情報の時代」である。「情報」の研究なしに現代社会を理解することは不可能である。

 いままで清水英夫先生の著書はほとんど読んできたつもりだったが、本書を二度読んでいままでの読み方が浅かったと反省している。清水英夫先生は、ジャーナリズムの倫理を論ずることを通じて、人間と人間社会の根本問題である倫理を論じてきたのである。本書の主題は「表現の自由と第三者機関・透明性と説明責任のために」である。表4の帯にはこう書かれている。

 「メディアを揺るがす誤報、虚報が大きな問題になっている。一方、名誉毀損記事での高額賠償判決がメディアの萎縮を招いている。表現の自由やメディアの自主性を尊重しながら、人権侵害を防ぐには公権力とは無縁の民間第三者機関の存在が重要であろう」

 健全な社会には健全なメディアが必要である。健全なメディアを確立するためには、ジャーナリストがきびしい倫理を貫く必要があるとともに、メディア倫理を確立しなければならない。本書はジャーナリズム倫理学というべき著書である。本書はジャーナリズムに関係する者すべてにとって必読文献といえる。われわれは清水先生のジャーナリズム研究に学ばなければならないと思う。(つづく)

 

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