★阿修羅♪ > 昼休み31 > 780.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
180 :無党派さん:2009/12/09(水) 13:25:20 ID:vYRFXWmk
日米中 名目GDP推移
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091208/199855/091209_01.jpg
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091208/199855/
【日中逆転!】
I10年前の1999年時点では、中国のGDPは日本のおよそ4分の1の規模に過ぎなかった。
グラフは過去20年間の、日米中3国の名目GDPの推移を示したものである。これを見ると
日本が“失われた20年”の長き停滞を過ごす間に、アメリカに引き離され、中国に追い
付かれたことが分かる。
客観的に見て1990年代前半までの日本は、アメリカと並ぶ経済大国として歴然たる
地位を保持していた。当時の欧州はまだ経済統合には至っておらず、経済規模的には
中堅国の集合に過ぎなかった。そしてアメリカと日本を合わせた“G2”の経済規模は、
最盛期には世界の総GDPの4割近くを占め、世界経済を牛耳るだけの影響力を持って
いたのである。しかし現在、日本経済に往年の存在感はない。そして日中逆転が既定
路線となった今、日本はアジア経済の盟主の座も失ったと言ってよいであろう。
【米・欧・中三極体制の確立】
今後の世界経済が欧・米・中の3極体制となることは明白である。この“G3”体制において、
日本の席は確保されていない。アジアの中核国は中国であり、世界の注目は中国に
集中している。今まで日本は世界第2位の経済大国であり、グローバルに事業展開する
企業が、日本を無視する選択肢はなかった。しかしグローバル企業にとってのアジア
最重要の市場はすでに中国であり、日本は重視すべき市場とは言えなくなりつつある。
【ローカル化する日本】
今、日本はアジアの中心としての特権を失いつつある。欧・米・中3極体制におけるアジア
の“首都”は、おそらく上海に定まるであろう。これは東京にとって由々しき問題だ。東京
証券取引所の時価総額はすでに上海に抜かれているが、今後はこれと同様のこと
があらゆる面で進むであろう。当然グローバル企業のアジア本社は、上海に移っていく。