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93 :無党派さん:2009/11/30(月) 18:45:25 ID:qTz/tLZr
仕分けの方向は逆ではないのか?
日本から連日報道される「仕分け」のニュースを見ていますと、強烈な違和感を
感じます。勿論、ムダな支出の削減は大事ですが、それには有能で強力なリーダーを
組織の要所に配して腕を振るわせる方が簡単でしょう。官僚組織のことを「悪しき既得権
者」と決めつけて「吊し上げる」という儀式は新政権にとって統治のテクニカルな
ステップの一種なのかもしれませんが、それで世論が納得すると思っていると、そのうち
に足元を掬われるのではと思います。
とにかく、やっていることも大甘です。削減目標が絶対であるのなら、それを省庁別
なり、戦略投資と経常投資に分けるなりして世論に分かるように分割し、それぞれが
削減目標に「数字合わせ」を強制する、そのぐらいしなくては目標は達成できないはず
です。そうではなくて、ダラダラと仕分けをやって結果的に「3兆円」のはずが「1・7
兆円」で終わったというのは甘すぎます。査定でもっと詰めるというのですが、あんな
風にショーアップしておいて「積み上げたら足りない」というのは、まるで小学校の
学級会です。民間が本気になってコストカットをやるときは、そんないい加減なもの
ではないはずです。
それはともかく、私の感じている違和感というのはもっと別の点にあります。それは、
あれだけ象徴化して予算策定のプロセスをショー仕立てにするのであれば、そのマインド
の方向性がまるで逆ではないかと思うからです。まず削減目標ありき、ではなく、
国家として「達成すべきプラスの目標」があり、そのために事業の優先順位をつけて
費用対効果の見極めを行うべきです。ではそのプラスの目標とは何かといえば、1人
あたりのGDPであり、雇用であり、政府ということで言えば税収や経常収支でしょう。
続きはwebで けっこー長い。
ソース:ニューズウィーク日本版
http://newsweekjapan.jp/reizei/2009/11/post-84.php
民主寄りだった日本版ニューズウィークから、こういう記事が出てくるとは。
リーダーシップと戦略方向性の無さが批判されてる