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http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2009112900043
現職差し替えに反発=参院選候補、進まぬ調整−自民
自民党が年内の公認決定を目指していた来年夏の参院選候補者調整が間に合いそうもない。11月末時点で選挙区の公認はゼロ、比例代表も目標の半数にとどまる。ベテランの現職や出馬を目指す元職の差し替えが難航しているのが要因で、執行部は頭を痛めている。
「非情になってでも『勝てる候補』を擁立するように」。同党の二階俊博選対局長らは26日、参院選候補擁立をめぐる徳島県連との会合の席上、こう念押しした。
徳島では、現職の小池正勝氏(57)が2期目を目指しているが、県連内には清新な新人候補で戦うべきだとの声が上がっている。民主党が新人で元県議の吉田益子氏(50)の擁立を決定したからで、県連は小池氏の差し替えを視野に公募を実施する方向だ。
公募の動きは各地で広がっており、青森や高知など5県連が募集の手続きに入ったほか、7県連で実施の方向だ。この中には出馬の構えを崩さない現職を抱える県連もあるが、参院幹部は「公募は勝ちを見込めない現職を切る大義名分」と言い切る。
執行部が現職の差し替えにこだわるのは、前回参院選の敗北が尾を引いているためだ。自民党は29ある1人区で6勝23敗と大きく負け越し、特に中国・四国の選挙区では、実績があるベテランが民主党候補にことごとく敗れ、壊滅状態となった。同党は今回も女性や若手を積極的に擁立する方針で、「このままでは前回や8月の衆院選の失敗を繰り返しかねない」との危機感が強い。
ただ、公募を強行し現職や有力な元職を排除すれば、分裂選挙の恐れもある。実際、公募に応じた2候補による予備選が28日に告示された高知県連では、予備選当選者の支援を義務付けた誓約書を拒んだ田村公平元参院議員が参院選への無所属出馬を表明。県連関係者は「もうぐちゃぐちゃ。先の見通しが全く立たない」とため息をついた。
◇自民党のベテラン現職と公募の状況
公募 選挙区 現職 北海道(2) 中川義雄(71)◎ 青森(1) 宮城(2) 市川一朗(72)○ 山形(1) 岸宏一(69)△ 栃木(1) 矢野哲朗(63) 富山(1) 河合常則(72) 引退表明◎ 山梨(1)◎ 長野(2) 若林正俊(75)◎ 岐阜(2) 松田岩夫(72) 愛知(3) 浅野勝人(71) 公認申請◎ 奈良(1) 島根(1) 青木幹雄(75)◎ 岡山(1)○ 徳島(1) 小池正勝(57)◎ 香川(1) 山内俊夫(62) 引退表明◎ 高知(1) 福岡(2) 吉村剛太郎(70)◎ 熊本(1) 木村仁(75)◎ 大分(1)△ 宮崎(1)
※◎は県連で公募を実施または予定、○は実施の方向、△は検討中。無印は未定あるいは公募しない。丸数字は改選数。丸かっこ内の数字は11月29日時点の年齢。現職議員の名前がない選挙区は自民党の空白区。敬称略
(2009/11/29-14:21)