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2009/11/28(土) 16:00:21 ID:VxE/udNS
国家公務員朝霞宿舎の建設凍結 市は困惑、歓迎の反対派 事業仕分け
東京都内で二十七日に開かれた行政刷新会議の事業仕分けで、朝霞市の米軍キャンプ朝霞跡地(一九
・四ヘクタール)に国が計画する国家公務員宿舎二棟の建設を凍結する評価が下された。税収増を見込
んでいた同市では困惑が広がる一方、会場で傍聴した建設反対の市民団体からは事業凍結への期待が
高まった。 (山内悠記子)
計画では、国が跡地の約三ヘクタールに十三階建ての宿舎二棟(計八百五十戸)を建設。総事業費は約
百五億六千九百万円で、大林組グループが来年三月から本格着工の予定だった。
宿舎以外の計約一六・四ヘクタールには、国、県、市の複合公共施設(敷地面積約二ヘクタール)のほか、
市がシンボルロードも含めた緑地公園一三・一ヘクタールの整備を予定。公園用地の三分の二は国から
市に無償貸与され、残りは市が約七十四億円で購入を予定していた。市は宿舎に約千五百人が住み、
市民税や固定資産税など年間税収は約二億六千万円と推計していた。
事業仕分けで、所管の財務省は、宿舎の集約などを理由に建て替えの必要性を強調。これに対し、仕分
け人の枝野幸男衆院議員が宿舎予定地を売却した場合の価格をただし、同省側は約六十億円と返答。
枝野氏は「(事業凍結の)キャンセル料が(総事業費の)二分の一としても、国庫にプラスとなり、自然は
守られる」と評価し、凍結と結論づけた。
跡地には、ケヤキやイチョウなどが茂る森があり、当初、跡地利用を検討する市民らの懇談会は「中心部
を緑地公園にする」などの案を提案。しかし国や市が現行計画を決めたことから、市民団体「朝霞基地跡
地利用市民連絡会」が緑地保全を求め、反対運動を展開してきた。
仕分けを受け、財務省は「政務三役と相談して方針を決定したい」とし、富岡勝則市長は「政務三役の議論
結果を注視したい」とコメント。一方連絡会の大野良夫事務局長は「温暖化防止も含めた緑保全や税金の
無駄遣いという市民の声がやっと通った」と評価。「民間住宅が整備され、代替手段はいくらでもある」と、
政府が仕分け結果通りの結論を出すことに期待した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20091128/CK2009112802000102.html