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私たちの指導者・小沢一郎の判断と行動が、全てにおいて正しい。佐藤優氏の文章が他の何よりも優れている (副島隆彦)
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/454.html
投稿者 Orion星人 日時 2009 年 12 月 20 日 11:05:14: ccPhv3kJVUPSc
投稿日:2009/12/19(Sat) 18:38:57
私は、今週は、都心で、14日、15日、16日の三日間を佐藤優(さとうまさる)氏との対談で過ごした。丁度、中国から習近平(しゅうきんへい)国家副主席(中国でNo.6) が訪日して、天皇陛下と面会(会談、謁見ともいうらしい)した。 わざとらしい右翼の車たちが、都心の皇居の周りや、祝賀会が開かれるホテルの周りで街宣車を連ねて騒いでいた。
私は、この一週間も、すべての発言と行動において小沢一郎・民主党幹事長が優れていて正当であり、まったく間違いがないことを知った。 私、副島隆彦が、「小沢一郎が日本の実質の国王である」と、書き始めて、何冊かの本でもそのように書いたのは、5年前ぐらいからだ。今もこの考えに全く変わりはない。
日本の愚劣極まりない各省官僚(高級公務員)どもの恐るべき醜悪(しゅうあく)な居直りとサボタージュ(体制破壊攻撃)と、鳩山政権への攻撃はひどくなっている。この者たちを、片づけなければならない。 それと、やはり新聞5社・テレビ5社の計10社の日本のメディア=マスゴミによる、小沢・鳩山政権攻撃のひどさである。
私は、まずこの6日間の、愚か者の例の宮内庁長官ハゲタではなかった、羽毛田(はけだ)の、許すべからざる発言に筆誅(ひっちゅう)を加えなければならない。 「天皇を、中国の要人に謁見(面会、25分間)させるのに、一か月前ルールというのがあるから、それを民主党が破ったので反対した」と言い張って、鳩山政権の一員でありながら、偉そうに「自分が天皇陛下のお体を預かっている」と言わんばかりであった。
副島隆彦のこの事件への考えを書く。私の最近刊の中国本「あと5年で中国が世界を制覇する」(ビジネス社、2009年8月刊)をきちんと読んでもらえば、分かることだが、習近平(しゅうきんへい、シー・チンピン)は、3年後の2012年の10月の中国共産党の党大会で、国家主席(中国の最高指導者。英語で言えば President 大統領 である。ほぼ同時に共産党総書記にもなる)になる人間である。このことは、もう決まっていることなのだ。私はそのように本で書いた。そのとおりになったということだ。
だから、習近平の来日、そして天皇に会いたいというのは、国家元首どうしのお付き合いを始めたい、という国家としての意思表示なのである。もっと分かり易く言えば、お披露目(ひろめ)だ。大国の行動は、諸外国への行動で明らかとなる。 習近平は、中国共産党の最高会議の決議によって次の国家最高指導者としてのお披露目をする旅に出たのだ。だから先々週に、まずドイツに行きメルケル首相に会っている。その他の欧州の国々の国王(国家元首)たちにも会っている。
そして習近平は、アジア歴訪を始めた。日本が韓国よりも先である。このあとフィリピンやインドネシアなどに順を追って行く。そういう国際社会のルールになっているのである。日本は、国際社会(=世界)の大きなルールに逆らってはいけない。 私、副島隆彦が、先々週に書いたとおり、「私たちは世界の大勢(たいせい)に逆らってはいけないのである」のとおりだ。
天皇陛下が国家元首であるかどうか、は日本国内の憲法学者たちの本(法学部の教科書)ではグチャグチャいろいろ書いているが、外側世界から見れば天皇が国家元首だ。そこへ次期の中国の国家元首(大統領)がお披露目のご挨拶に来る、ということになれば、当然、天皇はお会いになるし、天皇もそのように思っている。
小沢一郎が主張したとおり、「天皇は内閣の助言と承認によって国事行為を執り行う」(憲法7条)である。これを、「外国首脳との会見は、国事行為ではなくて、『天皇の公的行為』である」という屁理屈(へりくつ)を、今度は反論として言い出した馬鹿たちがいる。
諸外国は、日本の憲法体制に服さない。国家と国家のお付き合いを代表者(主権者)たちは当然に行う。外国の国家元首に会うということは、憲法7条の第9項の「外国大使を接受する」よりも上位の国事行為であることは明らかだ。 何を偉そうなことを、国内基準で、この馬鹿官僚たちは言っているのだ。