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http://www.daily.co.jp/ring/2009/12/19/0002590937.shtml
いざ2階級制覇!長谷川が次なる夢へ
4回、アルバロ・ペレスをKOで破り山下会長と抱き合う長谷川穂積=神戸・ワールド記念ホール 「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(18日、神戸ワールド記念ホール)
王者・長谷川穂積(29)=真正=が、挑戦者アルバロ・ペレス(27)=ニカラグア=を4回2分38秒TKOで下し、10連続防衛に成功。バンタムでV10の区切りを迎えた長谷川は、さらなる高みを見据えている。「黄金のバンタム」からの卒業をかけて臨んだ一戦をTKO勝利でクリア。具志堅氏の持つ13連続防衛の記録も見えてきただけに「正直難しい面もある。どっちにするか。11回、12回と行きたい気持ちもある」としながらも、「減量苦のないナチュラルウエートでどれだけ動けるかは楽しみ。もっと挑戦者の気持ちでやりたい」と、2階級制覇への意欲を隠さなかった。
ターゲットは、一気に2階級上となるフェザー級だ。12度の防衛を誇るWBA王者クリス・ジョン(インドネシア)をはじめ、弟分の粟生から王座を奪ったWBC王者エリオ・ロハス(ドミニカ)などビッグネームがそろうだけに、長谷川の夢でもある米国進出への道も切り開きやすい。
世界的にも異例の2階級アップとなるが、世界的プロモーターである帝拳プロモーション会長の本田明彦氏(62)は「上に上げてどれだけやれるのかを見てみたい。WBCは長谷川を手放したくないと思っているし、仮に2つ上げてもそれなりの試合を組んでくれるだろう」と、太鼓判を押した。通常なら1、2試合のノンタイトル戦を挟むことになるが「ダイレクトで王座戦という可能性もある」と“優遇措置”がある可能性も示唆。米国進出についても「ビッグマッチをやろうと思えばやれる。もちろんフェザーのタイトルを獲ってからの方がやりやすいが」と説明した。
真正ジム・山下会長は明言こそ避けたが「具志堅さんの記録は意識はしていない。どれだけ強い相手とやれるか、自分たちのボクシングが通用するかを試したい。チャンスのあるところで戦う」。バンタムでの4年8カ月にわたる長期政権は、まだ序章に過ぎない。
(2009年12月18日)