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487 :無党派さん:2009/11/18(水) 13:24:17 ID:jrKLkjg9
★からっぽな国
ところで、半日ほど事業仕分けを眺めている間中、ずっと感じていた疑問がある。
今まで、誰がこの国を動かしてきたのか、ということだ。
とりあえず、一番偉かったのが官僚であることは間違いない。
制度設計者自身がまともに説明も出来ないような事業を乱立させ、維持のために税金や年金積立金、郵貯などをつぎ込んできたのだから。
(当然、相当な額がパーになっているはず)
しかも説明責任も結果責任も問われていない。
いつのまにやら日本の中心に、霞が関という大木がどっしり生えていたようなものだろう。
ついでに言えば、その大木の根元で言われるがまま、ずっとうたた寝をしていたのが自民党である。
社会党のことを「政権運営のことなんて何も考えちゃいない無責任政党だった」という人がいるが、
考えていないという点では自民党もまったく同じだろう。
いざ野党に落ちてみると、逆さにして振っても何も出てこないわけだ。
しかし、官が偉かったのは事実としても、じゃあ官を動かしていたものは何かというとそれがまったく見えてこない。
理想、欲得、エゴ、そういった生々しい熱のようなものが、彼らからはまったく感じられない。
昭和40年代に立ち上げた事業を維持し続ける必要性を問われ、困った顔をする官僚は、どう見ても大悪人などではなく、
無理難題を言われて困っている普通のサラリーマンそのものだ。
結局のところ、官僚自身、何も考えてはいなかったのだろう。
ただ、組織とともに“自転”し続けてきただけなのだ。
そう考えると、意志のない霞が関という大木が、しゃにむに根だけを伸ばしていったというのが、戦後60年の現実ではないか。
三島由紀夫じゃないけれど、まさに「無機質でからっぽな日本」である。
もちろん、何も考えてこなかったという意味では、国民も同じである。
この事業仕分けは、そういうからっぽの事実をあけすけにし、
「おまえらも無為無策の片棒を担いできたんだぞ」という赤裸々な事実を、有権者に突きつけているような気がする。(後略)
http://news.livedoor.com/article/detail/4457180/