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2009/10/26(月) 01:28:04 ID:GvZEz759
連合、集票力誇示 政権への発言力ますます 行革などに影
民主党と、最大の支持団体・連合の分裂選挙となった川崎市長選は、連合神奈川推薦の現職の阿部
孝夫氏が、民主党推薦の新人、福田紀彦氏を破り、3選を果たした。民主、自民両党の力を借りずに
当選を勝ち取った連合はその集票力を誇示したといえ、来夏の参院選へ向け、民主党への影響力を
さらに強めていく公算が大きい。
ただ、自治労や日教組など官公労を抱える連合の発言力が増せば、鳩山政権の柱である行政改革の
ペースが鈍り、有権者の民主党離れを引き起こすきっかけになりかねない。
例えば、民主党はマニフェスト(政権公約)で国家公務員の総人件費2割削減をうたっているが、自治労
などに不満はくすぶる。公務員への労働基本権付与や、日教組寄りの教育政策を打ち出せば、先の衆院
選で民主党へ流れた保守票が逃げる可能性が大きい。
ただ、民主党は川崎市長選を「特異なケース」と受け止めている。阿部氏は民主党単独の推薦を求めた
にもかかわらず、民主党が「市政にも新しい風を吹かせたい」と急きょ37歳の福田氏の推薦を決定した
経緯があるからだ。
だが、労組に依存せず、選挙を戦うには、自前の強固な後援会組織が必要となり、それができる民主党
議員は衆参ともにわずかしかいない。
一方、宮城県知事選では、自民、公明両党の事実上の支援を受けた現職の村井嘉浩氏が民主党は連合
宮城が支援した候補を破り、地方議会で自民、公明両党が与党としてなお勢力を保っていることを見せつ
けた。労組依存を強めるだけでは、民主党の地方での基盤は必ずしも強まることはないようだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091026/stt0910260100001-n1.htm