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188 :無党派さん:2009/10/24(土) 20:02:49 ID:M0gkpeBe
東アジア共同体構想 米への配慮みせた首相
鳩山由紀夫首相がASEAN首脳との会合で、東アジア共同体構想に関し米国の関与を示唆したのは、参加国をめぐって警戒感を強めつつある米国の対日不信感をやわらげる意味合いがあったとみられる。
「政権交代が実現した。まずは日本の新しい政権の外交政策として、日米同盟を外交の基軸と位置づけている」
ASEAN10カ国との首脳会談の席上、首相が最初に切り出したのは、意外にも東アジア共同体構想ではなく米国との関係についてだった。
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題などをめぐってぎくしゃくする中、11月にはオバマ大統領が来日する予定となっており、「これ以上参加国問題を放置すべきではない」(首相同行筋)と米国に配慮せざるを得ない事情があったためだ。
肝心の枠組みや中身への言及はないままだ。
だが、首相があえて日米同盟を強調した上で「開かれた東アジアへの協力を確実に進めたい」と述べたのは、米国に加え、インドや豪州といった「民主主義」という日本と同じ価値観を持つ国の参加を念頭に置いているとみることもできる。
首相は今月10日に北京で開かれた日中韓首脳会談の席上、「今まで米国に依存しすぎていた」と発言。岡田克也外相も東アジア共同体構想に米国を加えない考えを示していた。
首相同行筋は「日米同盟が基軸という方針は前から同じ。違和感はない」と強調してみせたが、米国を意識した発言であることは明らかだ。
ASEAN側からは「東アジア協力を進めようとの議論を再活性化したことを評価する」と好意的な意見が出た。
一方で、米国を排除した形での共同体構想を描き、この地域での主導権確立をねらう中国への配慮からか、「ASEANと日中韓が地域協力で主導的な役割を果たすべきだ」との意見もあり、構想実現の難しさが浮き彫りになった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091024/plc0910241951014-n1.htm