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【秋田】「女性から『300万の年収で養えるの?』と断られた」…県が「婚活」支援事業に乗り出す★6
1 :出世ウホφ ★:2009/10/23(金) 12:39:01 ID:???0
秋田県は婚姻率が9年連続最下位。遅きに失した感はあるが、県は「婚活」(結婚活動)の場を提供する結婚支援事業に乗り出した。
今や週末や祝日になると、県内各地で開催されるお見合いパーティー。会場で独身男女の本音と事情を聞いた。(松本健太朗)
ある週末の午後6時前。秋田市内の大手スーパー1階隅の文化教室に、男女が足早に入っていく。
看板はないが、「出会いのお料理教室」と銘打ったお見合いパーティー会場だった。
30〜40歳代の男女9人が中にいた。男性はスーツ姿の人が半数、残りはポロシャツにジーンズとラフな格好。
女性は色鮮やかなカットソーやワンピース姿で、休日のお出かけ風ファッション。互いに目のやり場に困ったように座っている。
主催者がゲームでペアを決め、中華料理に挑戦。ギョーザ、キノコの和風チャーハン、カボチャサラダ、
杏仁豆腐の4品から、各ペアが割り振られた料理を作る。
「どこから来たんですか」「お上手ですね」。ぎこちなかった会場も少しずつ和やかなムードに。2時間後、
料理が完成。全員がテーブルについて自己紹介。女性は快活で笑顔を見せながら、世間話に応じていたが、
男性が会話をリードできず、話が盛り上がらない。会場は徐々に、はしを動かす音しか聞こえなくなった。
「皆さん、携帯メールのアドレス交換をしてみては。積極的にならないとなかなか難しいですよ」。
主催者の助言がむなしく響き、会はお開きになった。
(2009年10月21日 読売新聞)《現場を歩く》 県が「婚活」支援事業
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20091021-OYT8T00187.htm
前スレ:★1の時刻 2009/10/22(木) 00:07:25
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1256223061/l50
>>2以降に続く
2 :出世ウホφ ★:2009/10/23(金) 12:39:09 ID:???0
参加者に話を聞いてみた。湯沢市の30歳代自営業男性は「パーティーに何度か参加しているが、
よく自分がいいと思う女性には断られ、気が進まない人に気に入られる。
理想と現実のギャップを分かっているのだが受け入れられなくて…」
秋田市内の30歳代の女性は「女性が結婚相手探しに来ているのに男性に真剣さが感じられない」とこぼす。
結婚した友人から夫の親の介護の苦労話を聞かされ、結婚に前向きになれない時もあったという。
男性の収入も気になる。「いいと思っても、フリーターと言われると無理」と言い切る。
能代市の別の40歳代男性は「どこまで込み入った話をしていいのか分からない。
付き合っていた女性から『300万の年収で養えるの』と断られた。
パーティーで楽しい出会いもなく家に帰ると惨めな気持ちになる」と告白。
内閣府の県民経済計算年報によると、秋田県民の平均所得は約230万円で全国42位。
男性には厳しい現実が立ちはだかる。
これも、ある週末の夜。秋田市内で開催されたお見合いパーティーで、参加者に話を聞いた。
由利本荘市から来た男性(45)は切実に訴える。「この年になって親の介護を考えると、
一緒に支えてくれる人がほしくて」。介護施設で働いているので、出会うのは高齢者ばかり。
「理想は30代」と話すが、今回は相手を見つけることが出来なかった。
>>3以降に続く
3 :出世ウホφ ★:2009/10/23(金) 12:39:22 ID:???0
「職場の男女比率は10対1。以前、都内で働いた時は感じなかったが、20歳代後半で故郷に帰ると周囲はみな既婚者。
ここでの出会いのなさにびっくり」。コールセンターで働いている秋田市の30歳代女性は、少し焦りの表情を浮かべた。
「夜景を見ながらセリオンで…」「郷土料理で婚活」「鳥海山ろく線おばこ号で素敵な出会いを」。
県のホームページ(HP)上に開設された「出会い応援ウエブサイト」には、助成金を受けたイベント会社、
旅行会社などが主催するパーティーが満載だ。取材に訪れた先も、ここで紹介されていたものだ。
参加者は「県のHPに載っているので安心して参加できた」と口をそろえ、主催側も「県のお墨付きはありがたく、
10日で定員が埋まる」と話す。県の結婚支援事業の滑り出しは一見、順調のようだが、
すれ違う男女の思惑に歯がゆさと、難しさを現場で感じた。
◆婚姻率全国最低
非婚化とそれに伴う少子化は全国共通の問題だが、秋田県はより深刻だ。婚姻率最下位に加え、
出生率は1995年以来、14年連続最下位に沈んでいる。
>>4以降に続く
4 :出世ウホφ ★:2009/10/23(金) 12:39:33 ID:???0
「人口減に歯止めをかける」と公約に掲げ当選した佐竹知事は6月、「少子化政策本部」を設置、
全庁態勢で取り組む姿勢を見せた。結婚支援事業費として806万円の予算を計上。
出会いの場を提供する業者に助成金を出すと共に、来年から結婚コーディネーターを育成し、
「結婚」まで後押しする作戦なのだ。
県少子化政策本部は「個人の価値観に行政が介入することに批判の声もあるが、
非婚化は県の重要課題。今、取り組まないと手遅れになる」と危機感を強めている。
18歳以上の独身男女を対象にした県の調査によると、男女とも80%以上が「結婚したい」と答えている。
「結婚できない理由」(複数回答)については、男女とも半数近くが「結婚したい異性にめぐりあわない」という。
しかし、消極的な県民性の表れなのか、実際に結婚活動(婚活)をしていると答えたのはわずか4%。
ビッグローブの「恋愛&結婚」サイトが行った調査では、「婚活」の成功の秘訣として男女とも1位が積極性、
次いでコミュニケーション能力をあげている。この辺に行政が行う「結婚支援」の難しさが見え隠れする。
別表のように、行政が結婚支援事業に乗り出すケースは多々ある。
島根県では、お見合いパーティーの場に相談員を派遣。
メールアドレス交換の仲介をするなど、「積極的に男女の間を取り持つことにしている」。
奈良県では、独身男女の後押しをしてもらおうと親同士のお見合いを開催。
担当者は「当事者の自覚を促すという意味では成功」と胸を張る。(おわり)