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【政治】 オイルショックのときに用意された「石油配給切符」、30年間使われず…倉庫保管料十数億円
1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2009/10/21(水) 14:17:17 ID:???0
・1970年代の石油危機をきっかけに、当時の通商産業省が石油の配給制を実施する場合に備えて
用意した「石油配給切符」72億枚が一度も使われないまま、30年間、首都圏の民間の倉庫に
保管されていたことがわかった。
支払われた保管料の総額は少なくとも十数億円に上り、5年前に事業の見直しに向けて検討を
始めた後も、年間約7400万〜約8700万円が支出されていた。
石油配給切符は1979年、通産省資源エネルギー庁の「緊急時対策整備事業」に基づいて作製された。
切符1枚の大きさは切手程度で、36枚が1シートになって、現在は8000万シート(段ボール箱2万箱分)が
東京都中央区の民間倉庫に、1億2000万シート(同3万1000箱分)が神奈川県厚木市の民間倉庫に
それぞれ保管されている。
この事業は、石油の輸入が大幅に不足して国の備蓄でも足りなくなった場合、各世帯や車の所有者に
灯油用とガソリン用の2種類の配給切符を配る制度で、この切符があれば、一定量の配給を受けられる。
当時の全国の世帯数が、さらに増えることを予想して印刷枚数を2億シートと決め、倉庫会社2社と
随意契約を結んで保管が始まった。
同庁が紙製の切符に代わるものが導入できないか、検討を始めたのは2004年度以降。
民主党は政権交代前の今年7月、国の09年度予算に計上された事業のうち、85の事業について
税金の無駄遣いかどうか検討した結果を公表。「廃止すべき」とした17事業の一つに、この事業を
あげて「ITを用いた管理方式に改めるべき。長年、事業を見直すことなく、継続し続けた行政の
怠慢の現れ」と指摘した。
その後、衆院選の投開票翌日の8月31日に提出された来年度予算の概算要求で、経済産業省は
この事業を盛り込まなかった。
これについて同省は「配給事業が必要なのは変わらないが、紙での保管については、来年度から
やめることを今年3月に決めていた。民主党の結論の時期と重なったのは偶然」(資源エネルギー庁
石油流通課)と説明している。(抜粋)
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20091020-505867-1-L.jpg
※画像:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091020-OYT1T01418.htm