★阿修羅♪ > 昼休み29 > 470.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009101700190
業界の自民離れ鮮明=中立に次々シフト−参院補選
鳩山政権発足後初の国政選挙となる参院神奈川、静岡の両補選(25日投開票)で、業界団体の自民党離れが改めて浮き彫りになった。2007年の参院選比例代表で同党から候補を擁立した主要9団体のうち、民主党支持に乗り換えた団体はないものの、自主投票や民主、自民両党候補を推薦するなど、中立にシフトした団体が多い。業界を通じて支持を固める選挙戦術も、政権と同様、自民から民主に移りつつあるようだ。
「個人的には民主党を応援していきたい」。日本歯科医師会の大久保満男会長は7日、政治団体の日本歯科医師連盟(日歯連)幹部とともに民主党の小沢一郎幹事長を党本部に訪ね、国政選挙での支援に前向きな考えを伝えた。この後、日歯連の神奈川、静岡両県の組織は本部と補選への対応を協議し、民主、自民の両党候補の推薦を決めた。
国政選挙では長年自民党を推薦しており、民主党支援に一歩踏み出した形。それでも、静岡県連盟の幹部などは、応援に入った民主党議員に「県議会ではなお自民党が多数を占めているので」と両党推薦にとどまった事情を説明する気の遣いようだ。
自民党は建設関係の票を期待し、静岡に建設官僚出身の元参院議員の次男を擁立したが、県建設業協会は推薦を見送った。一方、医師連盟は神奈川では自民党候補を単独推薦したが、民主党候補が医師の静岡では自主投票とした。こうした業界の動きに、自民党内からは「団体なんてそんなもの」(幹部)とあきらめに似た声も漏れる。
両県で自民党候補のみを推薦したのは遺族会と看護連盟の2団体。静岡県看護連盟の関係者は、来年の参院選で日本看護連盟の組織内候補を自民党から擁立する事情を説明し「難しい選択だったが、乗り換えるわけにいかない」と苦渋の決断であることを明かした。
◇主要業界団体の補選への対応
神奈川 静岡遺族会 自 自歯科医師連盟 民・自 民・自建設業協会 × ×医師連盟 自 ×薬剤師連盟 × ×看護連盟 自 自商工政治連盟 民・自 ×土地改良政治連盟 × 自農業協同組合 × ×
(自は自民候補のみ推薦、民・自は両党候補推薦、×は県組織としての推薦見送り)
(2009/10/17-14:38)