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2009/10/15(木) 20:00:45 ID:KQQWVRAr
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センセイ「対策」から解放され、歓迎の声も聞かれる。「与党議員への面倒な根回し作業がなくなって、さ
っぱりした」と話すのは、財務省のある幹部。文科省の幹部も、予算の見直しについて「族議員や与党の
部会とのしがらみがなくなったから、スパッと切れるものもある」。国交省では「前は政策の方向性まで丸
投げされ、我々が政治の役目を代行してきたが、これが『政と官』の本来の姿なのだろう。政治家が責任
を取るということ」と話す官僚も。
1カ月前までは当の役所にバッシングを繰り返していた長妻厚労相は今「実態掌握が先だ」と官僚批判を
控えている。多くの幹部が「我々の意見に耳を傾ける姿勢がある」と指摘し、ある職員は「舛添(要一・前
厚労相)さんのようなパフォーマンスがなく、会見でも、冷や冷やしなくてすむ」と打ち明ける。
「外交交渉の場でこちらが用意したペーパーをそのまま読むのではなく、そしゃくして理解してくれる」と
岡田克也外相は歓迎されている。「民主党内でも『重み』ある人が来てくれた」。核密約を巡る検証チーム
も審議官を筆頭に15人で発足。あえて不安材料を挙げればかつて宿敵だった鈴木宗男議員(新党大地
代表)が与党会派に加わったことだという。
ところで、記者の取材方法もがらりと変わった。以前は情報を漏らしてくれた官僚の口が固くなったからだ。
政府が事務次官の記者会見を禁止したため、感想や見通しを尋ねても「見解を述べちゃいけないんです
よね」と国交省の幹部。文科省では「私たちの所に来られても説明能力がない。政治主導だから三役の所
に行っていただかないと」。
財務省でも、各部局の担当者が三役から発注された部分部分の政策しか知らされず、全体像を把握しな
くなっている。かつては幹部や族議員の方が政策に精通していたが、今やほとんど情報が集まらない。
代わって早朝や深夜の取材先となったのは、前政権下では「お飾り」に近かった副大臣や政務官だ。担当
記者にしてみれば、一回も顔を合わせる必要さえなかった政務官すらいたのに……。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091015dde012010006000c.html