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527 :無党派さん:2009/10/13(火) 14:06:38 ID:ec0c82mZ
■政権交代で再生する日本のデモクラシー イアン・ブルマ 米バード大学教授
(前略)自民党一党支配は文化的な理由からではなく、政治的な理由から50年代半ばに出来上がったものである。
具体的には、一部アメリカの資金援助を得て設立された保守合同政党が、左派の反対政党を隅に追いやった。
その際、組合潰しのような強引な手法も採られたが、中産階級は「物質的な繁栄を保証される代わりに、政治的に従順になること」を受け入れた。
言い換えれば、“自民党国家”は池田勇人内閣による「所得倍増計画」をベースに成立したのである。
その結果、影響力を失った野党は一党支配の単なるお飾りとなってしまった。
そして、一党支配は自己満足と腐敗と政治的な動脈硬化を生み出し、
過去10年間、自民党とかつて全能を誇った官僚が無能さを露呈し始めたのである。
小泉元首相は2001年に改革を約束することで自民党に最後のチャンスを与えた。
しかし、小泉元首相が何をしてもすでに手遅れだった。経済危機に直撃された中産階級の堪忍袋の緒が切れたのだ。
◆民主党の政策はすばらしい
民主党の勝利がすぐに大きな変化をもたらすことはないかもしれない。
鳩山首相は華麗な政治一族の御曹司であるが、カリスマ性に欠けている。
ただ民主党の掲げる政策はすばらしい。
彼らは、政治家により多くの権限を与え、官僚の介入を減らし、アメリカから自立し、アジアの近隣諸国と友好な関係を樹立し、
大企業ではなく有権者に大きな権力を与えようとしている。
もちろん、鳩山政権がこうした政策を実現できるかはまだわからない。
しかし、だからといって政権交代の重要性を過小評価するのは誤りだ。
もし民主党が短期間で改革を実現できなかったとしても、「有権者が変革を選んだ」という事実は日本の民主主義を活性化させるだろう。
仮に保守的な二つの政党が競い合う1920年代の民主主義のようになったとしても、一党支配よりははるかによい。
反対があるほうが、ないよりもよい。それは政府を緊張させるのだから。
加えて、一党支配の拒否は、国際的な反響を呼び起こすだろう。
日本は、政権交代が西欧の幸運ないくつかの国に限定されるものではないことを明確に示したのである。
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/093497e9979eec1b92bf97a0c178fd67/page/3/
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